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『くりいむレモン』
配給:バイオタイド
オフィシャルサイト:
http://www.fullmedia.co.jp/cream/


キャスト スタッフ データ
水橋研二
村石千春
根岸季衣
勝俣幸子
三浦哲郁
細江祐子
山本浩司
山本剛史
小沢和義
監督、脚本:山下敦弘
製作:関正博
   松井建始
脚本:向井康介
撮影:近藤龍人
編集:元木隆史
美術:西村徹
衣装:篠塚奈美
音楽:赤犬
2004/日本/デジタル/ステレオ/1時間18分

イントロダクション
「美少女アダルトアニメの記念碑的作品「くりいむレモン」を『リアリズムの宿』の山下敦弘監督が実写化」
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 日本のアニメーションのレベルの高さについてはいまさら説明する必要などないだろう。スタジオジブリの作品、『AKIRA』、『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』、「ドラゴン・ボール」のハリウッド版の製作、ポケモンなど映画からテレビ・シリーズまで様々な作品が世界中で放映されている。そういった作品とは別のラインになるのだろうか、美少女アニメや18禁のアダルトアニメでも日本製作の作品は圧倒的な支持を受けている。そんな美少女アニメ、アダルトアニメの記念碑的作品が「くりいむレモン」である。現在までに総計40本が製作(売り上げ総数200万本!)されているこの「くりいむレモン」が実写で映画化されることになった。それが今回紹介する作品『くりいむレモン』である。
 血のつながらない兄と妹の愛、SEXを描いた美少女アニメ「くりいむレモン」は発表された当時(1984)、アニメファンに熱狂的に迎え入れられただけではなく、社会現象としても捉えられた作品であった。この作品が熱狂的に受け入れられた大きな要因には、アニメファンの欲求をきちんと感じ取っていたこと、優秀なスタッフを揃え、安易な作りにしなかったことが挙げられるという。明確なコンセプトが存在していたからこそ、大きな支持を勝ち得て、後に続く様々な作品を生み出していくことが出来たのだ。そんなアニメが映画化されると聞いても、関心のない方や敬遠する方も多いと思う(逆に大きく期待する人もいるのだろうけれども)。私自身もそういった一人だった。でも、この作品をどうしても観たいと思ったのにはきちんとした理由がある、監督が山下敦弘であったからだ。『ばかのハコ船』、『リアリズムの宿』で独特のオフビート感覚溢れる笑いを生み出してきた山下監督の新作となれば、見逃すことは出来ないでしょう。
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 この作品について山下監督は「原作は妹が主人公なんですけど、脚本を書いていくと、どうしても意識がお兄ちゃんの方に集中しちゃうんですよ。亜美ちゃん(妹)という人が、よくわからなくなってきて。それで、いつもだったら脚本の時点で細かいニュアンスまですごく書き込むんですけど、今回はあまり詰めなかったんです。そんな余白の多い脚本を持って現場に入ったら、結構大変でした。」と語っている。実際、リハーサルと本番ではやることが変わってしまったり、山下監督自身がOKを出すまでに多大な時間を要したりと脚本に白紙が多い分だけ、現場は大変だったという。また「お兄ちゃんのヒロシは、かっこいいお兄ちゃんにもなるけれども、基本的にはダメな男っていうキャラにしたかったんです。要はヒロシが過去の3作(『どんてん生活』、『ばかのハコ船』、『リアリズムの宿』)とつながる部分で、そこに女の子の世界が入ってきたのが『くりいむレモン』なんですよね。あと、自分の映画にはアメリカン・ニューシネマの影響が強くあるんですけど、それを今回、モロにやってしまったところがあって、そういう意味でもすごい好きな作品になりました」と過去の作品とのつながりや作品への思いについて語っている。
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 出演は、お兄ちゃん役に『ロックンロールミシン』、『茶の味』、『青い車』など様々な作品に出演している水橋研二、妹役に『プッシーキャット大作戦』の村石千春、根岸希衣、小沢和義、そしてもちろん、山下監督作品には欠かせない山本浩司も出演している(本読みの段階では、お兄ちゃん役だったとか。それも観てみたいですね)。脚本は山下監督とコンビを組む向井康介と監督自身、音楽は関西を中心に熱狂的なファンを抱える赤犬が担当している。
 『くりいむレモン』というタイトルにどうしても抵抗感のある向きが多いと思うが、この作品は山下監督らしい間合い、オフビート感覚(ふっという笑い)に彩られた青春恋愛作品に仕上がっている。特に(それが兄であるとはいえ)初恋の切なさや甘さ、監督自身が“アメリカン・ニューシネマの影響”と語る荒涼感と空しさを閉じ込めた空気と映像はなかなか味わい深いものがあると思います。デジタルビデオによる撮影(&上映)、撮影日数や予算も限られた低予算の作品ではあるが、そういった部分を超えた山下監督らしい魅力溢れる作品に仕上がっているこの『くりいむレモン』。タイトルからひいてしまうことなく、ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「血のつながらない妹とお兄ちゃんの甘く切ない愛」
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  野々村亜美は都内の高校に通う17歳の女子高生。彼女は血のつながっていない兄のヒロシ、お互いに連れ子で再婚した両親とともに暮らしていた。この日、持病の喘息ため、学校を早退をした亜美。うちでは大学生のお兄ちゃんが学校にも行かずにベッドで寝ていた。
 ある日、両親が海外出張で家を留守にすることになった。そして、その間にふたりの抱いていた気持ちは重なり、一線を越えてしまう。
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