「フランスが誇る戦闘機ミラージュ2000が航空ショーで消息を絶つ。その裏には巨大な陰謀が隠されていた」
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(C)Images Armee de l'Air |
イギリスのファーンバラで開催されている航空ショー。数多くの航空ファンと売り手、買い手が集る中、フランスの精鋭戦闘機であるミラージュ2000が消息を絶った。このスクランブルな事態はすぐにフランス空軍に伝えられ、すぐに北海をパトロール飛行中だったフランス空軍の中でも秀でたパイロットであるマルシェリ大尉とヴェロワにより発見される。機は旅客機の下に入り込むことで、レーダー上から姿を隠していたのだった。マルシェリとヴェロワの登場する2機のミラージュ2000にみつかったミラージュ2000はすぐに攻撃態勢に入る。北海上でドッグファイトが始まるが、フランス空軍は追跡をやめるように伝える。しかし、撃墜されそうになっていたヴェロワを助けるために、マルシェリは命令を無視し、消息を絶ったミラージュ2000を撃墜してしまう。
基地に戻った彼らを待っていたのは、賞賛ではなく、上層部からの非難だった。彼らが撃墜したミラージュ2000はテロが相次ぐ中、防空体制をチャックするために秘密裏に飛行していたもので、攻撃態勢に入ることもありえないというのだ。事態は状況の調査解析へと回され、その間、彼らは新兵の訓練という立場に追い込まれる。その時、新兵としてアメリカから交換プログラムでふたりの優秀な女性兵士がやってきた。そのひとりであるエステルはかってのマルシェリの恋人であった。そして、マルシェリとヴェロワに上層部からの最終判断が伝えられる。それはあまりにもひどい宣告であった。しかし、その裏にはある陰謀が渦巻いていた。 |