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『ナイト・オブ・ザ・スカイ』

配給:UIP
オフィシャルサイト:http://www.skymovie.jp/

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ブノワ・マジメル
クロヴィス・コルニアック
ジェラルディン・ペラス
アリス・タグリオーニ
フィリップ・トレトン
ジャン=バティスト・ピュシュ
クリストフ・レモン
フィオナ・カーゾン
ジャン=ミシェル・ティニヴェリ
フレデリック・ヴァン・デン・ドリーシュ
エリック・プーラン
ピエール・ポワロ
ピーター・ハドソン
監督、脚色、台詞:
  ジェラール・ピレス
製作:エリック・アルトメイヤー
    ニコラス・アルトメイヤー
    ロラン・ブロシャン
脚本、脚色、台詞:
  ジル・マランソン
キャラクター原案:
  ジャン=ミシェル・シャルリエ
  アルベール・ユデルゾ
撮影監督:
  パスカル・ルベーグA.F.C
編集:ヴェロニク・ランジュ
美術:ジャン=ピエール・フイエ
衣裳:シャトゥーヌ
音楽:クリス・コーナー

2005/フランス/シネマスコープ/
DTS、SRD、SR/1時間40分


イントロダクション
「フランス空軍の全面的な協力とスタッフたちの力により生まれた圧倒的な戦闘機の飛行シーン。フランス中に興奮をもたらしたリアルな戦闘機アクション・ムービーが登場」
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(C)Images Armee de l'Air
 “スペシャル・コレクターズ・エディション”のDVDが発売されるのを記念してだろうか、昨年(2005)の秋に1980年代後半に大ヒットし、ファッションにまで大きな影響を及ぼした映画がリバイバル公開されていた。そのタイトルは『トップガン』。トム・クルーズの出世作であり(メグ・ライアンやティム・ロビンスなども出演している)、街中がMA1を着込んだ若者ばかりになったという30代半ば以上の方なら作品の好き嫌いとは関係なく(未だに観たことがなくても)、記憶に残っている作品だと思う。この『トップガン』の売りは戦闘機(F14トムキャット)による空中戦だったのだが、その空中戦の興奮を呼び覚ます作品がまた登場した。それが今回紹介する『ナイト・オブ・ザ・スカイ』である。
 この作品『ナイト・オブ・ザ・スカイ』はイギリスの航空ショーでフランスが世界に誇る戦闘機ミラージュ2000が何者かによって、盗難されるというシーンから始まる。この緊急の事態にミラ−ジュ2000で北海上空をパトロール中だった優秀なパイロット2人は盗難されたとみられるミラージュ2000を発見。盗難されたミラージュ2000は戦闘体制に入り、3機入り乱れてのドッグファイトへと突入していく。
  きっと、このオープニングのドッグファイトのシーンからアクション好きのボルテージは上昇しっぱなしになるのではないだろうか。それは圧倒的なスピードと体感に満ちているからだ。それもそのはず、この作品の戦闘機のシーンはリアルに撮影された映像が使用されているのだ。それを可能にしたものはプロデューサー、監督、役者などスタッフの心意気と国防省、フランス空軍の全面的な協力である。プロデューサーは「3D方式による映像やヴァーチャル画面という技術がハリウッド製アクション映画を堕落させていると考えたから、そういうものを使わずに済ませようとした」と語っている。そのためにこの作品ではミラージュ2000の補助燃料タンクに5万フィートの高度、音速飛行時でも撮影が可能な5台のカメラを納める技術を開発し(実際は4台のカメラが積まれた)、従来では考えられない撮影とリアルな映像を手にすることが可能となった。国防省とフランス空軍は12週間にわたる空撮、パリ中心部上空での空撮、精鋭パイロットとの出撃訓練への参加もこの作品のために許可。撮影はミラージュの後部座席でオペレーターがモニターを見ながら、パイロットに飛行指示を出す形で行われたが、その撮影したフィルムをパイロットたちは自分のたちの体感していたリアルなものではなく、「特撮じゃないか」とすら感じたという。これはそのフィルムがそれ程、映画的に完成していたということを示している。この空撮のシーンはポストプロダクションの段階でもほとんど手を加えられることがなかったという。
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(C)Images Armee de l'Air
  この作品の時代背景はテロなどに揺れる現在となっているが、実は元になっているのは「Tanguy La Verdure」という1970年代に圧倒的な人気を誇ったコミックである。コミックは当時の東西冷戦下で巻き起こる国際謀略の中、フランス空軍の魅力的なパイロットたちの活躍を描いていた。この作品は時代背景などの設定は変更したが、その雰囲気を伝えるように作り上げられていることは確かだろう。
  そうした魅力的なキャラクターを演じるのは『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞し、その後もドラマからアクションまで幅広い作品に出演するブノワ・マジメル、『好きと言えるまでの恋愛猶予』のアリス・ダグリオーニ、『ロング・エンゲージメント』のクロヴィス・コルニアック、『ふたりの5つの分かれ路』のジェラルディン・ペラスなど。監督は『TAXi』、『スティール』などアクションに定評のあるジェラール・ピレス。この作品でもその手腕を存分に発揮している。
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(C)Images Armee de l'Air
  この作品はフランスでは公開と同時にナンバー1を獲得。パリ近郊を中心とした移民の暴動が高まる最中の公開であったため、その暴動がなければ、フランス映画史上ナンバー1の興行収入もいけたのではないかとも言われている。確かにオープニングのドッグ・ファイトのシーン、訓練飛行のシーン、そしてクライマックスのパリ中心部でのドッグファイトのシーンなど作品の半分を占めるであろう戦闘機のシーンはとにかく圧倒的である。作品の見所は間違いなく、これらの飛行シーンと音圧であり、これはでかくて、音響のいい映画館で体感するに限ると思う。それに比べるとストーリーはどうしても弱く感じられるのだが、それは仕方ないだろう。(物語は盗難されたミラージュ2000の背景にはフランス軍内部に巣食った陰謀があったというお約束的な流れになっていく)。ただ、主人公などのキャラクターは今後もシリーズとして続いていけば、結構面白くなっていくのではないだろうか。エンディングを見た限りでは続編も期待できるので、その辺はこのテンションの飛行シーンとあわせて期待したい。
  アクション、戦闘機好きはもちろん、理屈ぬきにスカッとしたいなら、ぜひ、劇場に脚を運び、この迫力を体感してください。

ストーリー
「フランスが誇る戦闘機ミラージュ2000が航空ショーで消息を絶つ。その裏には巨大な陰謀が隠されていた」
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(C)Images Armee de l'Air
 イギリスのファーンバラで開催されている航空ショー。数多くの航空ファンと売り手、買い手が集る中、フランスの精鋭戦闘機であるミラージュ2000が消息を絶った。このスクランブルな事態はすぐにフランス空軍に伝えられ、すぐに北海をパトロール飛行中だったフランス空軍の中でも秀でたパイロットであるマルシェリ大尉とヴェロワにより発見される。機は旅客機の下に入り込むことで、レーダー上から姿を隠していたのだった。マルシェリとヴェロワの登場する2機のミラージュ2000にみつかったミラージュ2000はすぐに攻撃態勢に入る。北海上でドッグファイトが始まるが、フランス空軍は追跡をやめるように伝える。しかし、撃墜されそうになっていたヴェロワを助けるために、マルシェリは命令を無視し、消息を絶ったミラージュ2000を撃墜してしまう。
 基地に戻った彼らを待っていたのは、賞賛ではなく、上層部からの非難だった。彼らが撃墜したミラージュ2000はテロが相次ぐ中、防空体制をチャックするために秘密裏に飛行していたもので、攻撃態勢に入ることもありえないというのだ。事態は状況の調査解析へと回され、その間、彼らは新兵の訓練という立場に追い込まれる。その時、新兵としてアメリカから交換プログラムでふたりの優秀な女性兵士がやってきた。そのひとりであるエステルはかってのマルシェリの恋人であった。そして、マルシェリとヴェロワに上層部からの最終判断が伝えられる。それはあまりにもひどい宣告であった。しかし、その裏にはある陰謀が渦巻いていた。
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