『ピアニスト』
LA PIANIST
配給:日本ヘラルド映画
オフィシャル・サイト:
http://www.herald.co.jp/movies/pianist/intro.html
イザベル・ユペール
ブノワ・マジメル
アニー・ジラルド
アンナ・ジーガレヴィッチ
スザンネ・ローター
ウド・ザーメル
監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ
製作:ナタリー・クリュテール
クリスティーヌ・ゴズラン
撮影:クリスティアン・ベアガー
美術:クリストフ・カンター
衣装:アンネッテ・ボーファイス
原作:エルフリーデ・イェリネク(鳥影社刊)
2001年/オーストリア・フランス/132分/ヴィスタ/ドルビーSRD
※2001年カンヌ国際映画祭3部門受賞
今回の私自身のテーマは、いかにしてヨーロッパでヨーロッパ俳優を使って、しかもヨーロッパ以外の観客にも受け入れられる映画を撮ることができるか、表面を撫でるだけのものではなく、同時にポルノグラフィーに堕さない、セックスをテーマにした映画を撮ることはできるか、ということでした。」監督のミヒャエル・ハネケはそう語る。本作は2001年カンヌ映画祭で最も話題を集めグランプリ他、主演女優賞(イザベル・ユペール)、主演男優賞(ブノワ・マジメル)のトリプル受賞となった。愛しても愛することができないピアノ教師と生徒の切なさは見る者を圧倒し、シューベルト、ショパン、ブラームスの美しい調べに乗せて物語は繰り広げられる。主演の二人はピアノ演奏もマスターして役を演じ、ヨーロッパでも大ヒットとなっった。原作はノーベル文学賞最有力の女性作家、エルフリーデ・イェリネクの自伝と噂される同名小説である。
エリカ(イザベル・ユペール)は子供の頃からピアニストになるために、母(アニー・ジラルド)から遊ぶ時間など許されず厳しく教育されていた。現在は名門ウィーン国立音楽院のピアノ教授となっているが、母の夢だったコンサートピアニストになることはできず、自分を責めていた。父は病気で入院し、今は母と2人きりで暮らしている。エリカは音楽院の他に、個人レッスンも行っていた。その生徒たちの親は、彼女の母と同様に教育熱心で、子供の才能を伸ばす為に付き添い、ピアノ指導に口を挟み、エリカを憂鬱にさせていた。彼女は、厳しいクラシック界の規律と、母親の支配から逃れるために、ひそかにポルノ映画館やのぞき部屋に通っている。彼女は今まで自分の体を一度も異性に触れさせた事はなく、潔癖症が発展した病的なのぞき趣味と、マゾヒズムの世界に生きてきた。ある日、小さなコンサートでピアノを弾いた工学部の学生の生徒ワルダー(ブノワ・マジメル)が、エリカに恋をし、彼女のレッスンを受けようと決意する…。
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