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『月とチェリー』

配給:ラブコレクション製作委員会
オフィシャルサイト:http://www.love-colle.com/


キャスト スタッフ データ
江口のりこ
永岡佑
平田弥里
柄本明
蛭子能収
内田春菊 
監督、脚本:タナダユキ
プロデューサー:東康彦
撮影:安田圭
編集:三橋寿美代
美術:堀千恵
音楽:小宮山聖
2004/日本/DV/1時間22分

イントロダクション
「若手を中心に6名の監督が集り、製作された6本の作品“ラブ・コレクション”プロジェクトから、『タカダワタル的』のタナダユキ監督による『月とチェリー』」
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この11月の終わりから来年(2005)の頭にかけて、『ヴァイブレータ』で数々の映画賞を受賞した廣木隆一監督、『湾岸バットボーイブルー』で日本映画プロフェッショナル大賞を受賞し、その後映画にテレビにと活躍する富岡忠文監督、藤田敏八監督や相米慎二監督などに従事していた原正弘監督、主演の市川実日子がモスクワ映画祭コンペ部門で最優秀女優賞を受賞するなど各地の映画祭で好評を博した『blue』の安藤尋監督、『鬼畜大宴会』、『アンテナ』の熊切和嘉監督、ミュージシャン高田渡のドキュメンタリー作品『タカダワタル的』のタナダユキ監督という若手を中心に6名の監督が集り、製作した作品群が公開される。“ラブ・コレクション”プロジェクトと銘打たれたこれらの作品は「女性が主人公」、「愛、友情、エロスを描く」ということをテーマに各監督の色が押し出された作品である。この秀作揃いの作品の中から、このHPでは廣木隆一監督による作品『ガールフレンド』をすでに紹介しているが、今回はタナダユキ監督による『月とチェリー』を紹介したい。
 フォーク・ミュ−ジシャン高田渡をライブ中心に彼の自宅や行きつけの飲み屋などでの風景を交えながら捉えたドキュメンタリー作品『タカダワタル的』の大ヒットで大きな注目を浴びたタナダユキ監督は、2001年に自主制作をした作品『モル』がぴあフィルムフェスティヴァルでグランプリなど2冠を受賞したことで劇場監督デビューを飾った女性監督である。劇場公開される作品は『モル』、『タカダワタル的』に続き、今回の作品『月とチェリー』が3作目となる。ぴあフィルムフェスティヴァルでグランプリ受賞とはいえ、『モル』自体は元々が自主制作であり、本当にマニアックな映画ファンしか観ていない作品であろう。そういったことを考えると、ドキュメンタリーの『タカダワタル的』で大きな注目を浴びたタナダユキ監督の劇映画デビュー作は、この『月とチェリー』と考えてもいいだろう。
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 物語の主人公は、とある大学に二浪の末、入学した青年。何の因果か数あるサークルの中から、彼は官能小説サークルに入部することになってしまう。そこにはプロとして活躍している官能小説家がいるという。男だらけのむさい中で活躍するプロとはどんな奴だろうと思っていると、それはこのサークル唯一の女性だった。彼女に誘われるままにアパートへと足を運んだ彼はそこで童貞を卒業するのだが・・・・という物語のこの作品は、強く、前向きな女性に、いじけたような弱い男という今風の男女の関係を軸に、性欲と恋の関係などを描いていく笑えて、ちょっとキュンとする青春ラブ・ストーリーである。
 タナダユキ監督は「ひとりだって楽しいことは十分にある。ふたりだって楽しいことはきっともっと沢山ある。あってくれ!オトコとオンナわからないから一緒にいる価値があるんだきっと。わからないことは面白いことの始まり。ふたりでだって楽しいことはきっと沢山ある。儚くて頼りない瞬間を、少しずつ、誰かと紡ぐことがもしできるのなら、それは私が思い描くシアワセの形に、限りなく近い」とこの作品について語っている。確かに、恋をすることとは瞬間であり、その瞬間に感じたこれ以上ない想いがこの作品には練りこまれている。
 主演は劇団 東京乾電池に所属し、『ジョゼと虎と魚たち』などの作品にも出演している江口のりこ、『草の乱』をはじめ映画にテレビにと活躍する永岡佑という今後の活躍が期待される若手のふたり。その他、平田弥里、柄本明、蛭子能収、内田春菊などが出演している。
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 酔った席で男同士が集まると始まるエロ話。官能小説サークルの歓迎会で「女なんて、こんな感じですよ」と興の乗った中で語りまくる主人公に振り落とされる唯一の女性の「童貞のくせして」という強烈な一言。で、その女性に童貞を奪われて、女性のいいように利用され、それを分かりながらも、女性のことをどうしても忘れられない主人公のジレンマ。この気持ち、分かる。タナダユキ監督が語る永遠にに続いて欲しいと思う恋愛のある“瞬間”、主人公はどんな目にあおうが、最終的には「あいつと一緒にいると楽しいんだよな」という思いを持ち続ける。この気持ちも分かる。そんな恋愛の気持ち、瞬間、裏腹さをタナダユキ監督は面白おかしく描いていく。だから、瞬間、切なさもつのるんだよね。この物語の設定は、女性である監督だからこそ、書けたものだし、笑わせながらも男性中心の現場で生き抜く女性の辛さなんてものもちょっと見せている。笑って、笑って、最後に残るもの切なさ。映画館で、カップルでこの映画を観る瞬間手最高じゃないかとひとりで画面に向かいながら思ってしまった。純粋に面白い青春ラブ・ストーリーです。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「官能小説サークルに入ったチェリーボーイとそこでプロとして活躍する女性部員の関係」
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  二浪の末に大学に合格した田所健一。これから大学生活を楽しもうと考えていた彼がたまたま勧誘され、入ることとなったサークルは官能小説サークルだった。顧問だか学生だか分からない年配の男や外国人などがいるこの不思議なサークル、田所の歓迎会の最中にやって来たのが、このサークル唯一の女性で、すでに官能小説家として活躍する真山葉月だった。田所のエロ話が盛り上がる中、真山は強烈な一言を放つ「童貞でしょ」。必死に否定する田所だが、時はすでに遅かった。
 それから数日後、真山に声をかけられた田所は彼女のアパートへと向かう。そして、タオルを出され、シャワーに入るように言われ、あれよあれよという間に田所は童貞を失う。しかし、そんな嬉しさもほんのつかの間の出来事だった。真山にとって田所は道具でしかなかったのだから。意気消沈し、怒りがみなぎる田所だが・・・・。
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