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『タカダワタル的』

配給:アルタミラピクチャーズ
オフィシャルサイト:http://www.altamira.jp/takadawataru/

キャスト スタッフ データ
高田渡
柄本明
松田幸一
高田漣
ロケット・マツ
佐久間順平
松永孝義
中川イサト
坂庭省悟
坂田明
シバ
監督:タナダユキ
プロデューサー:土本貴生
撮影監督:長田勇市
録音:郡弘道
編集:三橋寿美子
企画:東京乾電池オフィス
2003年/日本/カラー/ビスタサイズ/DTSステレオ/1時間5分

イントロダクション
 「高田渡という70年代から活躍するフォーク・シンガーの今を捉えた『タカダワタル的』魅力に溢れた素晴らしきドキュメンタリー作品」
 自衛隊のイラク派遣により大きな注目を浴びた歌のひとつに「自衛隊に入ろう」がある。ガガガSPのコザック前田と泉谷しげるによるユニット“コザック前田と泉谷しげる”がフリーライブで歌ったことが話題になったり、音楽のジャンルという壁を越えたユニット“渋さ知らズ”がシングルで発売したりしているこの曲、ラジオやテレビで流れることはまずないであろう自衛隊への強烈な皮肉が込められた内容なのだが、この曲のオリジネーターが高田渡というフォーク・シンガーであることをご存知の方、しかも彼が今でも現役として活躍している方はどれ位いるのだろうか。今回紹介する作品『タカダワタル的』はそんなフォーク・シンガー 高田渡をとらえたドキュメンタリー作品である。
 この作品『タカダワタル的』企画し、出演もしているのが俳優の柄本明。映画の中で「何年も前に偶然、ぱらぱらとめくっていた「ぴあ」に高田渡のライブが吉祥寺であるという情報を見つけて、観に行ったら、自分がよく聞いていたあの頃と何も変わっていないことに何よりも驚き、それからライブの追っかけになった。」と語る彼は、それ以降、年に数回、自前で高田渡のライブを主催するまでになっているという。映画はその柄本明主催による下北沢の劇場ザ・スズナリでのライブを軸に、デビュー直後に活動の拠点とした京都の老舗ライブ・ハウス捨得、彼にとっては似つかわしくない青山のライブハウスCAY、大阪・服部緑地音楽堂での毎年恒例のイベント“春一番”なのでのライブ風景を捉えながら、地元である吉祥寺の飲み屋(有名な伊●屋です)での酔っぱらった状態、自宅であるアパートでのスタッフを交えての宴会、息子でミュージシャンの高田漣へのインタビューなどを交えながら追っていく。
 監督は主演も兼ねた初監督作品『モル』がぴあフィルムフェスティバルでグランプリに輝いた新鋭タナダユキ。監督自身は「私はドキュメンタリーが嫌いです。正確に言えば、観ることは好きですが撮ることは嫌いです。」と前置きした上で、この作品を撮ることになった経緯について「(この映画の監督の件で)1本の電話がかかってきた時に、二十歳の頃に聞いて強烈に印象に残っていた曲「鎮痛剤」を思い出し、「すでに伝説になった人ではなかったんだ!」という驚きとともに、絶対にこのドキュメンタリーをやってみたいと思いました。」と語っている。その際に心掛けたこととして、「私のように高田渡をほとんど知らない世代にどう伝えるかを考え、高田渡という人の魅力に触れれば触れるほど、シンプルに余計なことはするまいと心に決めました。」と語っている。
 まだ20歳代のタナダユキ監督が目指した『タカダワタル的』な世界は、高田渡という人が歩んできた人生などを振り返ることは一切せず、今現在のライブでの高田渡を中心に私生活で高田渡をシークエンス的に押し込んでいく。彼が作り、歌っている歌の解析や実は高度なテクニックを持っているギター奏法、そして彼がライブで残してきた数々の伝説(例えば、ステージに現れるなり、演奏をせずに寝てしまったという逸話など数多くのものがある)などに焦点を当てれば、また別の『高田渡的』な物語は出来たはずだ。でも、この『タカダワタル的』はタナダユキ監督の解釈が正しいのだと思う。高田渡は伝説ではなく、昔と変わらずそこにいて、今も精力的にライブ活動を続け、新たな音源も出しているのだから。僕自身も高田渡のファンで何度もライブを見ているのだが、その魅力は衰えることがない。それはどうしてなんだろうということをこの作品『タカダワタル的』を観て、考え、また家で彼のCDを手に取ってしまった。画面の高田渡の歌とともに流れる、いくら小さい会場で観ていようが、あそこまでよってみるこの出来ない高田渡の表情。この作品は従来の彼のファンも魅了し、新しいファンをライブ・ハウスに通わせるであろう『タカダワタル的』高田渡の映画なんだろう(映画にちらっと出演するあの人、この人もきっと高田渡のファンなのです)。ぜひ、劇場でその魅力を味わってください。

ストーリー
「vライブ密着150日。『タカダワタル的』高田渡の世界」
 1970年に開催された中津川フォークジャンボリー。映画はここでギター1本で歌う若かりし日の高田渡の映像で始まる。それは彼の代表曲のひとつである谷川俊太郎作詞による「ごあいさつ」。そして、映像は今現在の高田渡の姿へと移っていく。場所は下北沢の劇場ザ・スズナリ。開演し、ステージにはメンバーが揃い、あとは主役の高田渡の登場を待つだけという中、当の本人は「メガネがない」と楽屋裏で探している最中。結局、メガネなしでステージに上がった彼は温かい拍手に迎えられ、呑気なしゃべりをし、歌い始める。そして、カメラは京都、青山、大阪、吉祥寺と高田渡のライブを追い続ける。
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