ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『ピエロの赤い鼻』
EFFROYABLES JARDINS
配給:ワイズポリシー
オフィシャルサイト:
http://www.wisepolicy.com/effroyables_jardins/


キャスト スタッフ データ
ジャック・ヴィユレ
アンドレ・デュソリエ
ティエリー・レルミット
ブノワ・マジメル
シュザンヌ・フロン
イザベル・カンドリエ
ヴィクトール・ガリヴィエ
ベルニー・コラン
ダミアン・ジュイユロ
監督、脚本&台詞:ジャン・ベッケル
製作:ルイ・ベッケル
原作:ミシェル・カン
脚本・台詞:ジャン・コスモ
      ギョ―ム・ロラン
撮影:ジャン=マリー・ドルージュ
編集:ジャック・ウィタ
美術:テレーズ・リポー
   ブリュノ・マルジェリ
衣装:シルヴィード・セゴンザック
音楽:ズビグニェフ・プレイスネル
2003/フランス/カラー/35ミリ/シネマスコープ/ドルビーSR-D、DTS/1時間35分

イントロダクション
「『クリクリのいた夏』のスタッフが描く人生を変えた若き日の出来事と勇気の物語」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
 第一次世界大戦が終った頃のまだ自由というものが残っているフランスの片田舎で自給自足の生活を送るクリクリの一家とそこに暮らす者、かって暮らしていた者との交流を描いた作品『クリクリのいた夏』。2000年に公開されたこの作品の印象を今でも強く持っている方は多いのではないだろうか。この作品の監督であるジャン・ベッケルや主要スタッフが再び結集した作品が公開される。それが今回紹介する作品『ピエロの赤い鼻』である。
 『クリクリのいた夏』はフランスという社会が持っていた“自由”という空気をノスタルジックさを交えながら伝えていたが、この作品『ピエロの赤い鼻』もそういったノスタルジックな空気、人生を変えた若き日の体験を描いた作品である。物語は回想形式で進んでいく。1960年代のフランスの田舎町、ここで小学校の教師をしているジャックはユーモアに溢れ、生徒の人気者である。毎週日曜日のお祭りにはピエロに変装し、多くの人々を楽しませている。だが、そんな父親の態度を14歳の息子リシュアンは気に入らなかった。そんなリシュアンに父親の無二の親友であるアンドレがある話を聞かせる。それは今から20年も前の第二次世界大戦の頃、占領下のフランスで父親とアンドレが体験した物語、父親がピエロをやるきっかけとなった物語だった・・・・・。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
 この作品の原作はフランス人の小説家ミシェル・カンにより2000年9月に出版された同名小説である。フランス国内では口コミ的に評判を呼び、ベストセラーを記録し、ドイツ、イギリスなど世界各国で翻訳版が出版されている(もちろん日本でも出版されている)。監督のジャン・ベッケルはこの原作を読んだ感想を「ミシェル・カンの小説には、第二次世界大戦中の占領下、ドイツ軍の敗走が近い時代の自分たちの国を解放するために何も貢献しなかったと言われたくなかったふたりの友人の、取るに足らないようなささやかな行動を見事に語っていました」と語っている。原作は60ページほどの中編小説であるが、それを映画化するにあたり、監督はジャン・コスモ(『レセ・パセ 自由への通行許可証』)、ギョーム・ローラン(『アメリ』)との共同作業により、原作のテーストを損なうことなく、物語にふくらみを持たせたという。
 出演は『クリクリのいた夏』でも共演していたジャック・ヴィユレ(『奇人たちの晩餐会』)とアンドレ・デュソリエ(『恋するシャンソン』)、その他、ティエリー・レルミット(『『奇人たちの晩餐会』)、ブノワ・マジメル(『ピアニスト』)、イザベル・カンドリエ(『マドモワゼル』)、シュザンヌ・フロン(『クリクリのいた夏』)など。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
 小学校の教師であるジャック・ヴィユレ演じるジャックと無二の親友であるアンドレ・デュソリエ演じるアンドレが映画の大部分を構成する20年以上前の回想シーンでも同じ役柄を演じるのに、映画ではあまりありえない舞台のような驚き、違和感を感じるのだけれども、物語が進むうちにそういったことはどうでもいいような気分になってしまう。無二の親友であるジャックとアンドレがふたりといつも一緒の女性ルイーズにいいところを見せたいばかりに取った馬鹿げた行動が人生の生死にかかわる波紋を広げていくこの物語が語るのは、戦争という状況下に生まれた勇気と友情の物語である。その勇気はジャックとアンドレが生み出したものではなく、彼らの馬鹿げた行動、その意味すらない波紋を抑えるために彼らの周囲の人間が生み出したものである。そういう経験をしたからこそ、映画の中の現在(1960年代)の彼らの愛らしく、謙虚な姿があるのだ。そして、その経験は息子へと伝えられていく。若さゆえの馬鹿げた行動というのは大なり小なり誰でも持っているだろう。この映画ほどの経験ではないにしても、作品を観れば、そういった自分の経験が必然的に重なってくる作品でもある。そして『クリクリのいた夏』と同様に、ジャン・ベッケル監督の人間に対する限りない愛情に満ちた作品でもある。ちなみにこの作品は『クリクリのいた夏』などジャン・ベッケル監督と名コンビを組んできた俳優セバスチャン・ジャプリゾ(2003年に死去)の言葉「笑いは最高の武器だ」にオマージュが捧げられている。ぜひ、劇場に足を運び、その笑いと感動を味わってください。   

ストーリー
「父親がピエロを演じ続ける理由・・・・」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  ジャックは小学校の先生。ユーモア一杯で生徒にも愛されている教師だ。ジャックは週末になるとピエロに扮装し、町のお祭りに出演する。彼のコミカルなピエロは人気者だが、息子であるリュシアンには父親が馬鹿を演じ続けることに納得できず、嫌悪感すら感じていた。この日も、父親がピエロを演じる劇場でひとり腹立たしさをつのらせていた。そんなリュシアンに声を掛けたのが、父親の無二の親友であるアンドレだった。アンドレはリュシアンの父親がピエロを演じることになった出来事を語り始める。それはジャックとアンドレにとって忘れられない若い日の苦い経験でもあった・・・・。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先