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第93回アカデミー賞で「ファーザー」が、主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)、脚色賞(クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール)の2部門で受賞を果たした。83歳のアンソニー・ホプキンスは史上最高齢でアカデミー賞主演男優賞を獲得、「羊たちの沈黙」レクター博士から約30年ぶりの快挙となる。
本作は、世界30カ国以上で上演された傑作舞台の映画化。年齢と共に誰もが経験する喪失と親子の絆を見つめた物語。自身と同名で生年月日も同じ父親を、名優アンソニー・ホプキンスが演じ、「女王陛下のお気に入り」のオスカー女優オリヴィア・コールマンが、父を介護する娘を繊細に演じる。監督はこの舞台のオリジナル戯曲を手掛けたフロリアン・ゼレール。長編初監督にして、現実と幻想の境界が曖昧になっていく父の視点で描かれる、これまでになく画期的な表現を実現させた。
★脚色賞受賞(フロリアン・ゼレール)コメント全文
本当に嬉しく思っています。大変な名誉です。この喜びをクリストファー・ハンプトンと共有します。長年一緒にやってきました。この脚本を書いてくれた素晴らしい友人です。この作品に参加してくれた全員に感謝したいと思います。
最初にロンドンでこの舞台をプロデュースしてくれたサイモン・フレンド、デヴィッド・パーフィット、フィリップ・カルカソンヌ、ジャン・ルイ=リヴィ、クリストフ・スパドン、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスの皆さん、マイケル、トム、メロディ、CAAチー ムのブライアン、すみません、本当にたくさんの名前を言わないと、クリース、アンドリュース、オリヴィエ、スザン、サポートしてくれて本当にありがとう。 「ファーザー」のスタッフ、キャスト、オリヴィア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ、そしてもちろんアンソニー・ホプキンス。この 脚本は彼のために書きました。今生きる最高の俳優です。彼と一緒に仕事ができるなんて夢のようでした。簡単に実現できる夢ではないと分かっていました。私はフランス人ですし、初の長編映画でした。そして相手はアンソニー・ホプキンスです。でも誰かが来て絶対にできないと証明するまでは、可能性があると信じていました。そして出来ないと自分で決めつけてはいけないと思いました。「ファーザー」への扉を閉めたくなかった。私のインスピレーション、私の夢を追求 しようと思ったんです。アンソニー、YESと 言ってくれてありがとうございました。そしてこの作品に全てを捧げてくださってありがとうございました。エネルギー、品性、才能、全てを捧げてくださって ありがとうございました。本当に人生最高の体験でした。妻に感謝します。マリーヌ、いつも支えてくれてありがとう。愛と忍耐でサポートしてくれました。そ して、アカデミーの皆さん、ありがとうございました。