新着映画情報
カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と、世界最高峰の映画祭(三大映画祭)から選びぬかれた日本未公開の選りすぐりの映画を集め一挙公開する『三大映画祭週間』。2011年、2012年と2年連続開催された本企画は、多くの映画ファンが未知なる世界を求め劇場に足を運び、大好評のうちに終了。そして、第3弾を熱望する声に答え、ついに『三大映画祭週間2014』の開催が決定した。
また、今年は巨匠たちの過去の名作も【レトロスペクティブ・シリーズ」として上映される。
【開催概要】
■時期:8月16日(土)より9月5日(金)まで、限定3週間ロードショー
■劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷
*シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開
■公式HP ■全作品デジタル上映
■配給:熱帯美術館
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三大映画祭週間2014 Line-up
ベルリン国際映画祭作品
「ヴィクとフロ、熊に会う」Vic + Flo saw a Bear
(カナダ/2013年/95分)
*ベルリン国際映画祭2013 コンペティション部門出品
*アルフレッド・バウワー賞受賞
監督:ドゥニ・コテ
出演:ピエレット・ロビテーユ、ロマーヌ・ボーランジェ
元囚人のヴィクは刑務所仲間だったフロと、人生を立て直そうと田舎の山小屋にやってくる。しかし、二人の過去は幽霊のように付きまとい、衝撃的な結末を迎える。
© 9265-2775 QC INC. 2013
「ロンドン・リバー」London River
(アルジェリア、フランス、イギリス/2009年/90分)
*ベルリン国際映画祭2009 コンペティション部門出品 男優賞受賞
監督:ラシッド・ブシャール
出演:ブレンダ・ブレシン、ソティギ・クヤテ
オスマンとソマーズはそれぞれロンドンの学校に通う子供たちを訪ねてきた。二人の文化・環境は全く違うが、二人はそれを乗り越えて互いを励ましながら、探し続ける。
© ARTE France - 3B PRODUCTIONS ? The Bureau- Tassili films – 2009
カンヌ国際映画祭作品
「フットノート」Footnote
(イスラエル/2011年/103分)
*カンヌ国際映画祭2011 コンペティション部門出品 脚本賞受賞
監督:ヨセフ・シダー
出演:シュロモ・バル=アバ、リオル・ルイ・アシュケナージ
エリエゼルとウリエルは共に大学教授の親子。ある日、エリエゼルが有名な賞が与えられるという噂が伝わったが、実はそれはウリエルに授与される賞だった。
© 2011 All Rights Reserved Footnote Partnership
「サムソンとデリラ」Samson and Delilah
(オーストラリア/2009年/100分)
*カンヌ国際映画祭2009 カメラドール賞(新人監督賞)受賞
監督:ワーウィック・ソーントン
出演:ローワン・マクマナラ、マリッサ・ギブソン
変わらない時間が流れるアボリジニの村。二人の少年少女が、自分たちの未来を探すために旅に出る。しかし、そこに待っていたのは、現実という名の厳しい世界だった。
© 2009 Screen Australia, New South Wales Film and Television Office, Scarlett Pictures Pty Ltd, Warwick Thornton & CAAMA Productions Pty Ltd.
ヴェネツィア国際映画祭
「フィル・ザ・ヴォイド」Fill the Void
(イスラエル/2012年/90分)
*ヴェネツィア国際映画祭2012 コンペティション部門出品 優秀女優賞受賞(ハダス・ヤロン)
監督:ラマ・バースタイン
出演:ハダス・ヤロン、イフタチ・クライン、レナナ・ラズ
テルアビヴに住む典型的ユダヤ人一家の物語。末娘の結婚を目前に控えた時、姉が出産のために死んでしまう。そのため、彼女の結婚は延期なってしまうのだが…
© NORMA PRODUCTIONS LTD 2012
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レトロスペクティブ・シリーズ(すべてHD作品)
「仕立屋の恋」(フランス/1989年/80分)
監督:パトリス・ルコント
出演:ミシェル・ブラン、サンドリーヌ・ボネール
「髪結いの亭主」と並ぶパトリス・ルコント監督の初期代表作。向かいに住む女に惹かれ、殺人事件に巻き込まれる中年の仕立て屋イールの物語。
© 1989 - CINE A - France 3 FILMS PRODUCTIONS - HACHETTE PREMIERE & Cie
「恋恋風塵」(台湾/1986年/109分)
監督:ホウ・シャオシェン
出演:ワン・ジンウェン、シン・シューフェン、メイ・ファン
台湾の名匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)の代表的青春映画。美しき台湾の原風景を背景に描かれる瑞々しき恋の物語は、日本にもファンの多い名作。
© Central Motion Picture Corp
「犯人は21番に住む」(フランス/1942年/84分)
監督:アンリ・ジョルジュ・クルーゾー
出演:ピエール・フレネ、シュジー・ドレール、ジャン・ティシエ
「恐怖の報酬」「悪魔のような女」の名匠クルーゾーの記念すべき長編監督デビュー作。モンマルトルで起きた殺人事件を追う探偵の活躍を軽妙に描く。
© 1942 GAUMONT
「この庭に死す」(フランス、メキシコ/1956年/104分)
監督:ルイス・ブニュエル
出演:シモーヌ・シニョレ、シャルル・ヴァネル、ミシェル・ピコリ
シュールレアリズムの巨匠でもあるブニュエル監督の幻の怪作。南米の鉱山村を舞台に、一癖もふた癖もある人間たちが繰り広げるサバイバル劇!
© 1956 Les Grands Films Classiques – STUDIOCANAL
「海外特派員」(アメリカ/1940年/120分)
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジョエル・マクリー、ラレイン・デイ、ハーバート・マーシャル
ヒッチコックのハリウッド進出第2弾。第二次大戦前夜のヨーロッパを舞台に、ドイツのスパイ組織の陰謀を暴く青年新聞記者の活躍を描く傑作サスペンス!
© 1940 STUDIOCANAL