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2012年──“ウォルト・ディズニー生誕110周年”を記念する、ディズニー・スペクタクル巨編の「ジョン・カーター」。4月13日(金)の日本公開に先駆け、本作で初の実写映画に挑戦したアンドリュー・スタントン監督(ディズニー/ピクサー作品「ファインディング・ニモ」「ウォーリー」)、主演作品が続々公開されスター俳優として大きな飛躍を見せるテイラー・キッチュ(ジョン・カーター役)、ヒロインのリン・コリンズ(デジャー・ソリス役)が来日し、4月2日(月)、ザ・リッツ・カールトン東京にて記者会見を行った。
また、会場には、“ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品”にちなみ、ウォルト・ディズニーと同じ12月5日生まれの小林幸子が特別ゲストとして登場。小林は、ディズニーの名作「シンデレラ」をイメージした華やかな着物姿で、来日ゲスト一人一人へ笑顔で花束を贈呈。小林は、「年齢は違えど、ウォルト・ディズニーさんと同じ誕生日です!私はディズニーの大ファンで、どれくらい好きかというと、(着物を見せて)、シンデレラでございます!」と、シンデレラの世界をイメージした世界で一つしかない特別な着物を見せ会場を沸かせた。
<記者会見のコメント>
テイラー・キッチュ:
ウォルト・ディズニー生誕110周年記念映画に出演することになるとは予期していませんでした。僕もディズニーファミリーの一員になれてうれしいです。僕にとってこの役は大きな挑戦でしたが、キャストや監督みんなで実現できてよかったです。監督との経験は本当に素晴らしかったです。撮影中、想像しないことも起りましたが、それを乗り越えることでとても強い友情を育むことができました。
日本では「バトルシップ」と公開日が同じですが、この2年で3本の映画に出演できて、ウィレム・デフォー、マーク・ストロングなど、素晴らしい役者と仕事ができて一生に一度のような素晴らしい経験でした。スクリーンに映る自分に後悔したくなかったので、役作りでの肉体づくりは11ヶ月間、ダイエットやトレーニングをこなし、それだけ費やせば返ってくるんだな。と実感しました。
リン・コリンズとは「ウルヴァリン」に続いて2度目の共演ですが、そのときは僕が登場したときには彼女はすでに死んでいました(笑)。今回はより信頼も深まっていたので、より挑戦的な演技ができたと思います。劇中、ウーラというジョン・カーターの犬が出てきますが、自分の持っているボートに「ウーラ」と名付けたくらい気に入ってます!
リン・コリンズ:
この映画に出演できて、とても素晴らしいお祝いでした。ディズニー映画は人種や国境を越えて楽しめる作品を製作してきました。私もそんなディズニーのプリンセスの一人になれてとても嬉しく、夢が叶いました。
撮影では、私の衣装の露出が多かったのと、普段使わないセリフが多く、最初は不安でしたが、監督がセーフティーゾーンになってくれて、安心して演技できました。監督のおかげで人間的にも女優としても成長できました。
テイラーの事は、会ったときから大好きで、オーディションのときに、ジョン・カーターの頬をはたくシーンのスクリーンテストのときに、テイラーが、「思いっきりやっていいよ!」と言ってくれて、思いっきり叩きました。それで役がもらえたんじゃないかな。それだけお互いに信頼していました。
映画の中でたくさんのクリーチャーが出てきますが、私は“ソート”という、バルスームの馬のようなクリーチャーに乗って移動しているときの撮影がとても楽しかったです。好きなのは、ウーラです。あれだけ主人を愛してくれるキャラクターはいないので、ペットにしたいです。
アンドリュー・スタントン監督:
実は、10歳の時に原作を読んで感銘を受けて、映画になった「ジョン・カーター」を観たいとずっと思っていました。特に、サーク族の皇帝、タルス・タルカスとジョン・カーターが初めて出会うシーンはイメージが強く残っていて、今回、念願が叶いました。
今回、初めて実写映画を監督して、今までやったことのないチャレンジでした。子供の頃から、30年以上の情熱をもって臨んだので、思った通りのものが出来るのか、プレッシャーはありました。リン・コリンズが演じるプリンセスのデジャー・ソリスは、原作ファンにとって、憧れの女性だと思います。今回は、ただ救われるだけではなく、バルスームのために何とかしたい!という情熱を持った人物にしたかったので、オーディションで、リンが部屋に入ってきた瞬間に「彼女だ!」と思いました。
映画は、素晴らしい俳優が演じてくれるおかげでいいものが出来ると思っています。テイラーと、リンが演じるときも、グリーンバックや、人のいないところで演技するのではなく、実際に名優たちが演じることで面白くなっていると思います。タルス・タルカス役のウィレム・デフォーも、実際にタルス・タルカスの身長にあわせた竹馬のようなものに乗って演技をしています。そういう意味で、この映画には名優を起用したいと思いました。ウィレムは、カメラの前で何もしない。という演技をするのですが、そういう演技は、アニメーションの世界では思いつかないことで。名優だからこそできる事なんだと、勉強になりました。
4月13日(金)丸の内ピカデリー他 3D・2Dロードショー