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現在、世界中で驚異的なヒットを記録し、日本でもまさに“社会現象”となっているジェームズ・キャメロン監督最新作「アバター」が、1月25日(月)の全世界興行収入で18億5500万ドル以上を達成する見通しとなり、 ついに同監督作品「タイタニック」(1997年)が持っていた全世界歴代興行収入記録:18億4,290万ドルを抜き、歴代新記録を達成する事が判明した。
本作は、歴史上4作品しか記録していなかった全世界興収10億ドル突破を、史上最速となる公開後17日間で達成。そして公開後21日間で11億3,165万ドルを記録し、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の11億1,910万ドルを抜き歴代2位となり、歴代1位の「タイタニック」を超える事も時間の問題と言われていた。また、「タイタニック」が約1年半かけて達成した上記記録を、公開後たった39日間で塗り替えるという、驚異的なスピードでの達成となり、名実共に映画史に残る作品となった。これによりジェームズ・キャメロンは、一人の監督が全世界歴代興行収入1位と2位を独占するという前代未聞の快挙を成し遂げた。
また、全米でも快進撃は続いている。トータル興収は5億5,200万ドルを突破し(1/26現在) 、歴代1位の「タイタニック」(約6億ドル)を抜くのも時間の問題となっている。なお、「アバター」は史上最速で全米興収5億ドルを突破した作品となり、そのスピードは「タイタニック」が5億ドル突破に要した98日間の3分の1となる、たった32日間での達成となった。 その他にも歴代3D映画の興収1位、2009年全米公開全作品の興収1位、公開2週目から6週目までの各週すべてで興収新記録を達成など、まさに一大ムーヴメントとなっている。
そして日本でもその勢いはまったく衰える気配すらない。公開1カ月で興収は早くも70億円を突破(1/26現在)し、興収ランキングで5週連続1位を記録。 2009年公開作品の中では「ルーキーズ」や「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を抜いて史上最速での70億円突破となった。全国の劇場では“今最もチケット予約の取れない映画”として社会現象となっている。
先日発表された、第67回ゴールデングローブ賞ドラマ部門で作品賞、監督賞の主要2部門に輝いた本作が、今後の賞レースでも主役であることは間違いない。注目の第82回アカデミー賞・ノミネート発表は日本時間2月2日(アメリカ時間・同日)。ジェームズ・キャメロン監督は、「タイタニック」公開当時(1997年)、他に有力候補と言われた作品があったにも関わらず、数ある賞を総なめにし、アカデミー賞史上最多となる計11部門を獲得している。歴代興行収入記録をどこまで伸ばすかはもちろんのこと、「アバター」の賞レースの行方にもますます注目が高まっている。