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『予感』

配給:スローラーナー
オフィシャルサイト:
http://www.kimochiwaburenai.com/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
オオヤユウスケ
原田郁子
永積タカシ
貫地谷しほり
大森南朋
石井苗子
竹中直人
河井青葉
今井祐子
山田キヌヲ
池田貴史
伊藤大助
TOMOHIKO
大口広司
監督、脚本:廣木隆一
プロデューサー:伊藤直克
撮影:鈴木一博
編集:木村悦子

2006/日本/DV/カラー/ステレオ
/51分


イントロダクション
「気鋭の音楽ユニット“ohana”と『ヴァイブレータの廣木隆一監督によるコラボレーションが生み出したプロモーション・ビデオを超えた情感溢れる短編映画」
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 世界で1番最初のミュージック・プロモーション・ビデオはボブ・ディランの「サブタレアン・ホームシック・ブルース」だという話を聞いたことがる。トーキングのように歌われる歌詞、その歌詞が書かれたカードを曲に合わせて1枚1枚めくっていくだけのものなのだが、これが格好いい(映画『ノー・ディレクション・ホーム』の中で観ることが出来る)。そんなミュージック・プロモーション・ビデオは1980年代のMTVの登場によって花が開く。MTVは音楽に関するマーケティングを変えただけでなく、様々な映像アーティストを生み出す現場となり、新鋭、奇才と呼ばれる映画監督の発掘の場となっていった。そしてミュージック・プロモーション・ビデオの枠を超えた作品も生み出されていった。今回紹介する『予感』もひとつのミュージック・プロモーション・ビデオを発端として生まれた作品である。
 この作品の主人公は“ohana”(オハナ)というユニット。メンバーはオオヤユウスケ(ポラリス)、原田郁子(クラムボン)、永積タカシ(ハナレグミ)という、各々のバンドのフロントマンとして活躍している面々。元々、それぞれの生み出す音楽に共感を持ち、レコーディング、ライブなどで交流してきた彼らが集結したいうことで、音楽ファンの間では大きな注目を浴びていたユニットである。“ohana”というユニット名は3人の頭文字であると共に、ハワイでは“家族”を意味している。生み出される音楽も“ohana”というタイトルにぴったりとしたおおらかでゆったりとしたものとなっている。
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  この作品は“ohana”にとってのデビュー・シングル曲である「予感」のプロモーション・ビデオとして『ヴァイブレータ』、『ラマン』、『ガールフレンド』などの作品で人気と評価を獲得している廣木隆一監督を迎えて制作が開始された。しかし、その場で監督、バンドのメンバー共に「プロモーション・ビデオだけではもったいない。映画にしよう。」ということになり、急遽、1時間に満たない短編映画として制作されることになった。廣木隆一監督をセレクトしたことからも想像できるだろうが、このユニットの面々が無類の映画好きであることは確かである。ちなみに竹中直人監督の『サヨナラCOLOR』という作品は永積タカシの現在は活動休止中のバンド“スーパー・バター・ドッグ”の同名曲にインスパイアされ、生まれており、永積タカシ、原田郁子も原田知世演じるヒロインが入院する病院の患者役として出演している。その返礼ではないだろうが、この作品には竹中直人がらしい役柄で出演している。
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  「予感」という曲にインスパイアされて生まれたこの作品は家庭教師として女子高生の家庭に通う青年を演じるオオヤユウスケ、CD製造工場で働く女性を演じる原田郁子、売れない漫画家を演じる永積タカシという“花田”、“ハナ”、“花太郎”というそれぞれに“ハナ”という名を持つ3人が織り成す“恋の予感”の物語である。家庭教師の“花田”は女子高生(この貫地谷しほりがいいのだ)に迫られ、“ハナ”は自らが働く工場の窮乏と社長の悩みを感じ取り、“花太郎”は隣の男の部屋に訪ねて来る女性に好意を寄せている。この3人のそれぞれに抱える想いや心境の変化がその場の風景とマッチし、コミカルな部分も交えながら、言葉少なに綴られていく。本来、役者でないミュージシャンの3人が主人公を演じていること、準備、撮影期間、予算なども限られていたであろうこと、短編という時間的な制約などから、映画的には物足りなさ、拙さも感じるが、そこを埋める“瞬間”や“隙間”から、なんともいえない情感、情緒を感じ取れる作品になっており、その辺りが廣木隆一監督らしく(それがセレクトした理由でもあろうが)、魅力的なものとなっている。ラストには「予感」のここだけ抜けば、まんまプロモーション・ビデオという映像も流れるのだが、この曲によりそれまでの物語の内容もきっと広がってくるはずだ。
  この作品は第一に“ohana”やそれぞれのファンのためのものではあるが、彼らのファンは廣木隆一監督の世界へ、逆に彼らを知らない映画ファンがその世界へと入り込むきっかけになると思う。そういった幸福なコラボレーションであり、誰もが温かい気持ちになれる、ちょっとした日常の喜びの作品である。ぜひ、劇場に脚を運んでください。

ストーリー
「ハナ、花田、花太郎、この日、3人のそれぞれの恋の予感が始まっていく」
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 ハナはCDのプレス工場で働く女性。彼女はいつものように工場へと出勤し、坦々とCDの梱包などを行い、その合間に工場の隅で展開されている様々な人間模様を観察している。この日はヤミ金融らしき取立てが押しかけ、社長と奥さんを問い詰める光景を偶然目にしてしまった。
 花田は家庭教師をしている男。この日、いつものように家庭教師先へ向かっている途中で、生徒の女子高生に出会い、自転車の後ろに乗せ、一緒に家まで向かう。家では彼女が花田に恋のモーションをいつも以上にかけ始める。
  花太郎は売れない漫画家の男。隣には何をしているのか分からない親父が住んでいるが、彼はそこに訪ねてくる美しい女性が気になっている。この日も会話を盗み聞くべく、壁にコップをかざしたのだが。
  いつもの変わらぬ生活をしている3人だが、この日は何かが始まりそうな、変わりそうな予感が始まっていた。
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