「ずっとデイジーの鉢植えを贈ってくれる顔も名前も分からない運命の人、彼女はその人物に遂に出逢う」
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画家の卵であるヘヨンは平日の昼間は祖父の経営する骨董店で働き、週末は観光地のある広場で似顔絵描き、夜は自らの個展に向けての作業に追われている。そんな彼女の元には定期的にデイジーの鉢植えが届けられていた。それはあの田舎で起こった出来事で彼女を助けてくれた顔も名前も分からない運命の人からのものだと彼女は信じていた。ある週末、いつものように広場で似顔絵描きの仕事をしていると、同じ韓国人と思われる男性が席に着き、肖像画を描いて欲しいと頼んできた。その男の傍らにはデイジーの鉢植え、彼女は彼こそがあの運命の人だと確信する。しかし、男は数分もすると「時間がないのでまた来ます」と立ち去ってしまった。翌日、再び現れた男はまたすぐに立ち去ってしまうが、会う回数を重ねるごとにふたりは親密さを増していった。男の名はジョンウという。実はジョンウは彼女が運命の人と確信していた人物とは別人だった。彼女にデイジーを贈り続けていた人物はこのふたりの関係もずっと追い続けていた。彼の名はパクウィ。この3人は運命に導かれるように交わっていく。 |