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『クルテクとズデネック・ミレルの世界』

配給:アットアームズ、レンコーポレーション
オフィシャルサイト:
http://www32.ocn.ne.jp/%7Erencom/


キャスト スタッフ データ
公開される作品
Aプログラム(8作/80分)
『知りたがりワンちゃんと水』
『コオロギくんとバイオリン』
『コオロギくんとクモ』
『イモムシくんは大スター』
『誰が一番強いのか』
『クマのクブラとクバ・クビクラ』
『さんかくとしかく』
『「クルテク」もぐらくんとまほうのえ』

Bプログラム(9作/80分)
『知りたがりワンちゃんとこいぬ』
『コオロギくんとのこぎり』
『コオロギくんとコントラバス』
『コオロギくんとエンジン』
『あかずきん』
『キツネとオオカミ』
『月のおはなし』
『くいしんぼうのすずめ』
『「クルテク」もぐらくんとつばめ』

Cプログラム(9作/80分)
『知りたがりワンちゃんとハチミツ』
『コオロギくんとチューバ』
『コオロギくんとめんどり』
『おんどりとめんどり』
『ゆれる木馬』
『コネコのいたずら』
『お父さんは12人』
『ヘルゴランド島のロマンス』
『「クルテク」もぐらくんとこうつうじこ』

監督(一部除く)、美術、脚本(一部除く):ズデネック・ミレル 1948から2002/チェコ

イントロダクション
「もぐらの“クルテク”の生みの親チェコ・アニメの巨匠ズデネック・ミレル監督の作品の特集上映」
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 セル画に描いたシーンを連続して見せることで作り上げるだけではなく、パペット、粘土などの人形、実写との組み合わせなどアニメーションにも様々な表現形態があることを教えてくれたのは、アードマン・プロダクションの『ウォレストグルミット』のシリーズや『チェブラーシカ』、そして数多くの優れた作家が存在するチェコ・アニメの世界だった。このサイトでもチェコ・アニメの母といわれるヘルミーナ・ティールロヴァー に焦点を当てた『結んだハンカチ-ティールロヴァーとチェコアニメ-』、カンヌ映画祭などでも受賞している人形アニメーションの巨匠イジー・トルンカに焦点を当てた『真夏の夜の夢-イジー・トルンカの世界−』などチェコ・アニメの世界の特集上映を紹介してきた。すでにその世界に魅了され、映画館に通いつめ、DVDを購入した方、過去の作品を根こそぎレンタルしてきた方も多いのではないだろうか(それでもまだその世界にふれたことのない方が圧倒的に多いようだ)。今回紹介する『クルテクとズデネック・ミレルの世界』もそんなチェコ・アニメの幅広さを伝える特集上映である。
 街中のキャラクターショップでも売られているモグラのキャラクター“クルテク”、タイトルからも分かるだろうが、今回の特集上映『クルテクとズデネック・ミレルの世界』は“クルテク”の生みの親であるズデネック・ミレルのアニメーションの世界を特集した上映企画である。
 2002年にアニメーションの世界を引退したズデネック・ミレルは1921年に当時のチェコスロバキア社会主義共和国に生まれている。国立絵画写真学校、プラハ工業芸術大学に学び、1941年からチェコ初のアニメーション・スタジオでアニメーターとして働き始める。第二次世界大戦後にはイジー・トルンカを所長に迎え設立されたアニメーション・スタジオ、トリック・ブラザースに職を得る。1948年初監督作品『太陽を盗んだ億万長者』を発表し、ヴェネチア国際映画祭で特別賞を受賞。1957年彼の名を決定付ける“クルテク”シリーズの第1作目『もぐらくんとズボン』を発表し、ヴェネチア国際映画祭、モンテヴィデオ国際映画祭など数々の映画祭で受賞。もぐらの“クルテク”以外にもこおろぎの冒険を描いた“こおろぎくん”シリーズなど全部で95本のアニメーション作品を監督している。また、映画だけではなく、絵本・児童書の分野においても高い評価を獲得している。
今回特集上映される『クルテクとズデネック・ミレルの世界』では、そんなズデネック・ミレル監督が手がけた全95作品と美術にかかわった作品の中から選りすぐりの26作品をA・B・Cという3つのプログラムに分けて紹介していく。
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 今回の特集上映では、人気の“クルテク”シリーズの日本では劇場未公開、DVD未収録である作品をはじめ本当に多くの彼の作品が紹介される。こおろぎの冒険を描いた“こおろぎくん”シリーズ、好奇心の強い犬を主人公とした“知りたがりワンちゃん”シリーズ、男の子のハーモニカの音色に乗って踊り、世界的な大スターとなったイモムシと男の子の交流を描いた『イモムシくんは大スター』などは、子供なんかと一緒に観たら楽しいだろうなというホノボノさ、暖かさに満ちた内容になっているし、個人的には一番のお気に入りだった『お父さんは12人』は恋多きママとママの愛情に飢えた子供の気持ちをポップに描いていく。かと思えば、人形を使い、台詞は一切なく音楽のみで綴っていくあの有名な童話『あかずきん』、非常に細かい線画で描かれた悲恋の物語『ヘルゴランド島のロマンス』があったりとひとりの作家の作品としての幅広さに驚かされる。しかも短い時間(長くても20分以内)、台詞は最小限で、音楽をうまく使用し、これだけのことを表現しているのにはやはり感服してしまう(音楽に関してはサウンドトラックがあれば欲しいほどの内容の良さ)。先にも書いたが、こういったチェコ・アニメの世界はまだマニアックな世界で留まっているかなと感じる部分も多いために、ぜひ、多くの人にこの世界を体験してもらえればと思う。台詞は少ないけれども、願わくば、吹き替え付きで子供にも見せてあげられればなと思うのだが。実際に現地では子供も見ていた作品が多いのだからね。本当に素晴らしいので、ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
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「公開される作品の内容など」
  A・B・Cという3つのプログラムに分けて紹介される今回の特集上映『クルテクとズデネック・ミレルの世界』では“クルテク”シリーズの劇場未公開、DVD未収録作3作、こおろぎくん”シリーズ7作、“知りたがりワンちゃん”シリーズ3作というシリーズものに加え、人形を使用したアニメーションなどまで50年以上にわたる(1948年から2002年まで)彼のキャリアが生み出したヴァラエティーに富んだ作品が紹介されている。ぜひ、その内容を存分に楽しんでください。
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