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2009年12月22日 配信
アウトローたちによるアウトロー映画(75点)
アメリカの人気プロレス団体WWEの製作第三弾作品で、スコット・ワイパー監督がメガホンを取ったB級娯楽アクション。
コンラッド(“ストーン・コールド”スティーヴ・オースティン)ら十名の死刑囚が、絶海の孤島に集められることとなった。それは、この島で制限時間30時間以内に九名を殺害して生き残った一名が自由の身になるという殺人ゲームを行うためであった。また、その模様はインターネット番組で生中継される。十名は30時間後に爆破する時限爆弾を足首にセットされ、ヘリに乗せられて孤島付近の海に突き落とされる。だが、その内の一名は誤って陸地に突き落とされてしまい、即死亡する。九名のアウトローたちによるデス・バトルの火蓋が切って落とされる。
“ストーン・コールド”スティーヴ・オースティンと言えば、プロレスラーとしては日本でも人気が高く、現在は事実上引退しているが、WWE時代は現在は映画スターとして大活躍中のザ・ロック=ドウェイン・ジョンソンと並ぶ看板レスラーとして、リング上で缶ビールを一気飲みする姿等が印象的だった。また、若手時代は日本にも来日し、武藤敬司(彼にも『光る女』という相米慎二監督作品で映画主演の経験あり)とも一戦を交えた。役者としては、TVドラマ『刑事ナッシュ・ブリッジス』の刑事役でデビューを果たした(ちなみに日本でレスラーがTV刑事ドラマの刑事役でレギュラー出演と言えば、菅原文太主演『警視庁殺人課』の剛竜馬)。その後、WWEのドキュメンタリー映画『ビヨンド・ザ・マット』に顔を出し、レスラーが大挙出演するリメイク版『ロンゲスト・ヤード』に出演した経験があるが、主演は本作が初なのである。