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2009年12月15日 配信
敗戦のトラウマをヤマトが晴らす(65点)
『宇宙戦艦ヤマト』がなぜ中高年に人気があるかといえば、ぶっちゃけた話、この物語が日本人の敗戦のトラウマを晴らすものだからである。しかも、来年2010年の実写版を控えたこのアニメ版『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』の場合、敗戦コンプレックスの権化のような石原慎太郎が原案にクレジットされているのだから、なおさらだ。
宇宙戦艦ヤマトが自沈することで、回遊惑星アクエリアスから人類を救って17年。地球は移動性ブラックホールにより、再び消滅の危機に見舞われていた。対処法はなく、人々は3ヵ月後のブラックホール遭遇を前に、はるか遠くアマール星の衛星へと移民船団を出発させた。ところが、古代雪(声:由愛典子)率いる第一次移民船団は途中で謎の大艦隊に襲われ全滅。宇宙科学局長官の真田志郎(声:青野武)は、雪の夫で歴戦の勇者、古代進(声:山寺宏一)を地球に呼び寄せ、出発を控えた第三次移民船団の護衛を依頼する。
熱い。とにかく熱い、昭和オヤジのためのアニメーション作品である。