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もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?
しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら??
そんなアイデアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描いたダークエンターテインメント、「キャラクター」が来年6月、劇場公開する。
スケッチに向かった先で、一家殺害現場に遭遇し犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾(やましろけいご)を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめとする各映画賞を総なめにし、若手屈指の演技派俳優として活躍が目覚しい菅田将暉。お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩する才能のない漫画家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄されていく姿を、確かな演技力で繊細に演じる。
そして山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(モロズミ)を演じるのは、本作が俳優デビューとなるSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukase。全てが謎に包まれる両角を、独特の存在感と美しさで熱演。
「世界から猫が消えたなら」(16)「帝一の國」(17)などの永井聡が監督としてメガホンを取る。
映画「キャラクター」<ストーリー>
複写(トレース)された『絶対悪』
二人の共作、それは連続殺人事件
漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾。高い画力があるにもかかわらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日、師匠の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かける山城。住宅街の中に不思議な魅力を感じる一軒家を見つけ、ふとしたことから中に足を踏み入れてしまう。そこで彼が目にしたのは、見るも無残な姿になり果てた4人家族……そして、彼らの前に佇む一人の男。
事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。それどころか、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画『34(さんじゅうし)』を描き始める。山城に欠けていた本物の【悪】を描いた漫画は異例の大ヒット。山城は売れっ子漫画家の道を歩むのだった。
そんな中、漫画『34』で描かれた物語を模した事件が次々と発生。そして、山城の前に、再びあの男が姿を現す。「両角(もろずみ)って言います。先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから」 交わってしまった二人。山城を待ち受ける“結末”とは?
【キャスト】
菅田将暉
Fukase(SEKAI NO OWARI)
【スタッフ】
◆原案・脚本:長崎尚志 ◆監督:永井聡
◆配給:東宝 ◆公式サイト:http://character-movie.jp/