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9月14日(金)より公開の「プーと大人になった僕」の吹替版完成披露試写会イベントが8月27日(月)に行われ、ユアン・マクレガー演じる主人公クリストファー・ロビンの吹替声優を務める堺雅人が登壇した。
先に完成した吹替版を試写していたという堺は、本作の吹替に関して「今回、本当にユアン・マクレガーさんのお芝居を間近に感じながら、なるべく壊さないようにと思いひたすら演じました。僕の存在を忘れて是非作品を楽しんでください!」と収録を振り返りつつ、この日詰めかけた観客へメッセージを送った。さらに本作の台本を初めて読んだ感想につては、「プーさんの映画なんですが、大人のクリストファー・ロビンの心の葛藤や悩みなどが丁寧に描かれた作品だったのでそこが意外だった。僕の様な年代の人が見てもすごくいろいろなことを考えさせられる作品。いろいろな年代の人におすすめできるものだと思います」とアピールした。さらに初めて挑戦をしたという実写映画の吹替については、「とにかく難しかった、声優さんは大変だなと思った。演技しているキャストの方の口に合わせるのが難しい。映像と台本を見ている声優さんはすごいと感じました。この作品に参加させてもらって本当に光栄、『お邪魔します!』という気持ちで頑張りました」と吐露。
本作で堺が演じるクリストファー・ロビンは、ロンドンで家庭を顧みず忙しく働いているが、かつて幼い頃は100エーカーの森で、親友のプーやその仲間たちとかけがえのない日々を過ごした経験を持つキャラクター。一方、堺はどんな幼少期だったか問われると、「今3歳になる子供も粘土で遊んでいるんですが、それを見て自分も粘土遊びが好きだったと思い出しました。あと、油粘土があんなに臭かったなんて今更になって気が付きました(笑)」と激白!大人なクリストファー・ロビンがしだいに幼少期の頃を思い出したように堺も自身の子供の頃を思い出していたようだ。「本当は、あの粘土が喋ればよかったんですが」と語ると会場からも笑みがこぼれ、和やかなムードに包まれた。また本作ではクリストファー・ロビンが忘れてしまった本当に「大切なもの」をプー達のおかげで思い出す物語になっているが、俳優活動をする中で「大切にしているもの」について聞かれた堺は「人の言うことをよく聞く事ですね」と一言。「台本を読んだ時には、自分ならどんな演技をしようかと考えましたが、いざ収録が始まってしまうと、監督の要求にこたえるということに精一杯でした。」と謙虚に語る一面も。
最後にこれから映画を見る方へ向けて堺は「この作品は、大人も楽しめるし、子供も楽しめる作品。大人と子供は一見、対照的な感じがしますが、大人の中の子供の部分、子供の中の大人の部分にそれぞれ刺さる。そんな言葉がたくさん詰まっているので、そこを是非いろんな方々に楽しんでいただきたい」とメッセージを送り、会場はプーのキャラクターを象徴するような和やかな雰囲気のまま幕を閉じた。
9月14日(金) 全国ロードショー