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映画史上の“聖典”といえる傑作を、全国のミニシアターで上映!
3月25日(土)より東京渋谷のユーロスペースを皮切りに全国のミニシアターにて、「theアートシアター」企画がスタートした。
≪企画趣旨≫
かつて「ミニシアター」で上映され、多くの人々に大きな感動と衝撃を与えた映画作品。いつまでも新鮮な印象を保ちながら、普遍的で「古典」の風格を持つ傑作を全国のミニシアター館主がセレクトし、上映するシリーズ「theアートシアター」。本企画では、劇場館主たちが、「一生に一度は必ずスクリーンで見て欲しい」と思う作品を選定し、その関連作を交えたプログラムで配給会社と一般社団法人コミュニティシネマセンターと共同で展開していきます。Theアートシアターで上映される作品は、スマホやテレビではなく、スクリーンで観なければ、その真の価値を体験することはできません。
第1弾はビクトル・エリセ監督『ミツバチのささやき』と『エル・スール』(配給:アイ・ヴィー・シー)。エリセ監督が自ら監修したHDリマスター版による上映は、国内初となる。そして、第2弾としてヴィタリー・カネフスキー監督『動くな、死ね、蘇れ!』(配給:ノーム)が決定(今秋上映予定)。
<参加劇場>
○ユーロスペース ○横浜シネマリン ○シネマテークたかさき ○名古屋シネマテーク ○松本CINEMAセレクト ○シネ・ヌーヴォ ○京都みなみ会館 ○熊本DENKIKAN ○大分シネマ5
*随時追加予定
公式サイト
『ミツバチのささやき』
ビクトル・エリセ監督/スペイン/1973年
(物語)スペインのある小さな村に『フランケンシュタイン』の巡回上映がやってくる。6歳の少女アナはスクリーン上の怪物を精霊と思い、姉から怪物は村はずれの一軒家に隠れていると聞いたアナは、ある日、その家を訪れる。そこでひとりの謎めいた負傷兵と出会い・・・。
「観た当時、こんな映画を撮りたい、と思ったものです。子供時代という迷宮。子供にしかない見えざる時計と地図。そんな世界が見事に描かれていました。今観てもきっと思うんです。こんな映画を撮りたい、と。」―― 岩井俊二(映画監督)
『エル・スール』
ビクトル・エリセ監督/スペイン/1983年
(物語)1957年、秋。ある朝、少女エストレリャは目覚めると、枕の下に父アグスティンの振り子を見つける。エストレリャは父が死んだことを悟る。彼女は回想する。内戦の記憶に囚われたスペイン、<南>の町から<北>の地へと引っ越す家族。8歳のエストレリャが過ごした“かもめの家”での暮らしが語られる・・・。
3月25日(土)、東京・渋谷ユーロスペースほか全国順次オープン!