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数々の名作、ヒット作で世界中を熱狂させてきたスティーヴン・スピルバーグが、久々にファンタジーを監督することですでに話題沸騰の映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」のワールドプレミアがカンヌ映画祭にて5月14日(現地時間)に行われた。
SFファンタジーの金字塔「E.T.」で少年と異星人とのハートフルな交流を描いたスピルバーグが、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者と共に新たに贈るのは、少女と“やさしい巨人(BFG)”の心温まる友情と奇想天外なファンタジー・アドベンチャー。
スティーヴン・スピルバーグがカンヌの地を初めて踏んだのは1974年、自身初の長編映画「続・激突/カージャック」(1974)で脚本賞を受賞した。そんな彼が満を持して今タイトルの如く“ビッグ”な作品を引っ提げてカンヌに戻ってきた。現地時間5月14日、大勢のマスコミに囲まれ熱気立つ「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」ワールドプレミアがついに開催。厳選された400人のカメラマンと50台以上のTVカメラが連なり、取材陣もまた伝統あるドレスコードに身を包んでカンヌの大舞台に華を添え、今作のキャスト陣を待ち受ける。プレミアにはスティーヴン・スピルバーグ監督の他、同じくスピルバーグ監督作品「ブリッジ・オブ・スパイ」で第88回アカデミー賞®助演男優賞の受賞が記憶に新しいイギリスの俳優、マーク・ライランス(BFG役)、オーディションで巨匠スピルバーグの目にとまり女優歴わずか2年あまりでスクリーンの主役へと駆け上がった“奇跡の新人”女優、ルビー・バーンヒル(ソフィー役)をはじめとする出演者たちが駆けつけ、カンヌのメイン会場となるPalais des Festivalsの赤い大階段を前に、今作のお披露目を盛大に祝った。
待望の日本公開は9月17日に決定し初の特報映像が解禁となった。
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物語の舞台はロンドン、児童養護施設に暮らす好奇心旺盛な少女ソフィーは、真夜中に窓から入ってきた“巨大な手”に持ち上げられ、「巨人の国」に連れ去られてしまうというなんともミステリアスでドキドキする内容。
《記者会見》
◇スティーヴン・スピルバーグ(監督)コメント
「(久しぶりにファンタジー映画を撮ることについて)想像の中の世界をストーリーとして語るということをしてみたかったんだ。歴史的な映画を作るとき、歴史の事実を正しく伝えるためにこのような想像力は横におかなければならない。しかし、今回の作品はそういう規制がなく、自由な形で展開できた。若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになったね。原作が素晴らしいだけでなく、その原作を友人でもあるメリッサが素晴らしい脚本として書き上げてくれた。自分の夢が実現するなって思ったんだ。素晴らしい形での再会になったね。僕はいつも良いストーリーを追い求めているんだよ。ときには子供達の顔を見てピンとくることもある。僕は7人の子供を育てた父親だけど、僕はまさにこの『BFG』の原作を子供達のために読んであげていたんだ。そのときに子供達の反応がよくわかるんだよ。この物語は子供達の心をしっかりと掴む美しい物語だから原作の世界をもっと広げられるなって思ったんだ。」
◇ルビー・バーンヒル(ソフィー役)コメント
「今回の映画は初めての大作です。子供のTVショー番組にでたことはありましたが、今回は本当に夢のような経験をしました。今、こうしてカンヌ国際映画祭に来ているなんて、すごい経験だと思います。やったー!って感じ。」
「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」
監督:スティーヴン・スピルバーグ 音楽:ジョン・ウィリアムス
原作:ロアルド・ダール 『オ・ヤサシ巨人BFG』(評論社)
出演:マーク・ライランス、ルビー・バーンヒル、レベッカ・ホール、ペネロープ・ウィルトン、ジェマイン・クレメント
公開:9月17日(土)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン