新着映画情報
2015年04月21日 配信
黒沢清監督最新作「岸辺の旅」が第68回カンヌ国際映画祭(5/13〜24)ある視点部門に正式招待されることが決まった。
3年間、失踪していた夫が突然帰ってきた。
だが、夫は「俺、死んだよ」と妻に告げる。
そして、夫が過ごした最期の時間をめぐる、夫婦ふたりの旅がはじまった―。
だが、夫は「俺、死んだよ」と妻に告げる。
そして、夫が過ごした最期の時間をめぐる、夫婦ふたりの旅がはじまった―。
原作は湯本香樹実(ゆもとかずみ)が2010年に発表した小説『岸辺の旅』。キャストには、数々の映画賞を受賞した「悪人」で、第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した深津絵里と、映画「マイティ・ソー」でハリウッド映画デビューを果たし、「私の男」で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した浅野忠信。日本映画界を代表する2人の実力派が初の夫婦役で、“究極のラブストーリー”を演じる。
黒沢清監督にとっては、「トウキョウソナタ」で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞を受賞(2008年)して以来の受賞が期待される。また、「岸辺の旅」は今秋フランス国内で100−150館規模での公開が予定されており、カンヌ国際映画祭での反響にも大きな関心が寄せられている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「岸辺の旅」ストーリー
夫の優介(浅野忠信)が失踪してから3年。妻の瑞希(深津絵里)は喪失感を経て、ようやく、ピアノを人に教える仕事を再開し、日々を暮らしていた。そんなある日、突然、夫が帰ってきた。そして、帰宅した優介は瑞希に「俺、死んだよ。」と告げる。そして「一緒に来ないか、きれいな場所があるんだ。」という優介に誘われるまま、ふたりで旅に出る。それは夫が失踪してから、自宅に戻ってくるまでの3年間でお世話になった人々を訪ねていく旅だった。ひとつめの町では新聞配達を生業とする孤独な初老の男性を、ふたつめの町では小さな食堂を営む夫婦を、みっつめの町では山奥の農園で暮らす家族を訪ねるふたり。
失われた時を巡るように、優介と一緒に過ごし、優介が見たこと、触れたこと、感じたことを、同じ気持ちで感じていく瑞希。旅を続けるうちに、瑞希はそれまで知らなかった優介の姿も知ることになる。お互いへの深い愛を、「一緒にいたい」という純粋な気持ちを改めて感じ合うふたり。だが、瑞希が優介をみおくり、言えなかった「さようなら」を伝える時は刻一刻と近づいていた―。
公式サイト
配給:ショウゲート
秋、テアトル新宿ほか全国ロードショー!