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国内外のべ1300か所以上で上映、15万人が見た話題のドキュメンタリー、鎌仲ひとみ監督「ミツバチの羽音と地球の回転」「内部被ばくを生き抜く」がオーディトリウム渋谷にて2月16日(土)より6日間、再上映される。
「ミツバチの羽音と地球の回転」は2年前、まさに3月11日に上映していた作品で、上関原発の建設に30年近くも反対してきた瀬戸内海・祝島の人たちと、持続可能なエネルギー政策を実践してきたスウェーデンの人々の姿を描いている。
「内部被ばくを生き抜く」は、長年、核や放射能の危険を作品で描いてきた鎌仲監督が、原発が爆発した国に生きるとは?放射能汚染はいったいどのような影響を与えるのか?ということについて、4人の医師への問いかけと、実際に福島で暮らす事を選んだ家族の姿を描くことで、日本で生きる全ての人に届けようと作った作品。
【鎌仲ひとみ監督 メッセージ】
「ミツバチの羽音と地球の回転」は未来のエネルギーをどうするのか?と問いかけるために作った映画です。大きな矛盾と不条理をはらみながら、増え続けてきた原発。カメラと共に旅する中で、上関原発の建設に30年近くも反対してきた瀬戸内海・祝島の人たちと、持続可能なエネルギー政策を実践してきたスウェーデンの人々に出会いました。そして彼らの暮らしから勇気をもらい、身近な自然の営みの中にも、実はこれまで見過ごしてきた多様な再生可能エネルギー資源が存在することに気づきました。
2011年3月11日、新しいエネルギー政策の可能性を示した「ミツバチの羽音と地球の回転」を上映していたまさにその時、東日本大震災は起きました。原発が爆発した国に生きるとは? 放射能汚染は私達にいったいどのような影響を与えるのか?
震災後の日本に生きる全ての人に届けようと作った映画が「内部被ばくを生き抜く」です。<生き抜く>という意志的な姿勢をこの映画に登場する医師達や、福島で生きる選択をした家族からくみ取って頂けたら、と願っています。
原発事故から2年。放射能汚染の影響はこれからが正念場です。情報を透明にすることで子どもたちを守り、私たちの暮らしの根っこを大切にする。また原発をどうするのか、というやっかいな問題を解決するためにも、今こそこの映画を観て一歩進む糧にして頂きたいと切望しています。
【上映日時】
2013年2月16日(土)〜21日(木)
11:50~「ミツバチの羽音と地球の回転」
14:50~「内部被ばくを生き抜く」
★17(日)、19(火)、20(水)、21(木)には、「ミツバチ~」上映後の鎌仲監督のトークイベント、「内部被ばく~」上映前には舞台挨拶を予定。
【劇場】
オーディトリウム渋谷
渋谷区円山町1-5 キノハウス2F(ユーロスペースのビル)
Tel: 03-6809-0538