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アウンサンスーチー氏を描いた映画「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」の公開に合わせて来日中の監督リュック・ベッソンとアウンサンスーチーを演じた女優ミッシェル・ヨーが、日本で長年ビルマの民主化を支援してきた「ミャンマー(ビルマ)の民主化を支援する議員連盟」(会長:今野東議員、事務局長:白真勲議員、平岡秀夫議員ら)を7月26日、訪問。参議院議員会館にて会談を行った。
今野東議員:
本日は参議院議員会館までお越し下さいましてありがとうございました。いらして頂いて本当に嬉しいです。
リュック・ベッソン監督:
このような機会を頂いて、大変光栄に思っております。この映画を製作することに突き動かされた理由は2つあります。1つは「映画監督、映像表現者としての義務感」。スーチーさんをテーマに扱い、世界中の方々にビルマの現状を訴えかけること。2つめは「愛」です。「スーチー氏のビルマに対する深い愛」を世に広げるべきだと思ったからです。何十万人もの人の心を動かすのはまさに「スーチー氏」の愛であると感じました。この作品を通じて、政治家としてのスーチー氏だけではなく一人の女性として、妻として、母親としてのスーチー氏を知っていただけると嬉しい。
ミシェル・ヨー:
ビルマ民主化を支援している、議員の方々にお会いできてこちらこそ光栄です。ビルマの民主化実現のためには、継続していく事が大切だと思います。
今野議員:
ミシェルさんがリュック・ベッソン監督に企画を持ち込んで、この映画の製作が実現したと聞いておりますが、脚本のどんなところを気に入ったのですか?
リュック・ベッソン:
スーチー氏は「鉄の蘭」とも言われておりますが、国のために戦う強い女性であると同時に、妻、母の顔をもつ女性であり、強い意志や行動を常に支えてきたのは、家族の理解と愛にほかならないのです。この事を知っている方は意外にも少なく、私は脚本を読んで、夫のアリス氏や2人の息子さんたちのスーチー氏への理解と支援、深い愛に大変感動し、映画化したいと感じました。
ミシェル・ヨー:
スーチー氏は政治家のイメージが強かったのですが、彼女について知るうちに彼女が普通の人間である事を感じました。スーチー氏が長年にわたり民主化に向けて行動している事を知っていただく良い機会と思いました。
阪口直人議員:
映画を観て、スクリーンの中のミシェルさんが本当のアウンサンスーチーさんに見えました。どのように役作りされたのでしょうか?
ミシェル・ヨー
スーチー氏は小柄ながら、体の芯はしっかりとした女性です。マラソンランナーのように体を鍛えながら、10キロ痩せて役に挑みました。彼女の本質をつかむために、あらゆる映像を見て、毎日研究しました。
今野議員:
本日はありがとうございました。シンボリックにアウンサンスーチー氏を支援するだけではなく、力を発揮できるように応援し続けたいと思います。
7月21日 角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー