1988年―。英国で幸せな家庭生活を送っていたアウンサンスーチーは、母の看病のために久しぶりに祖国・ビルマ(現ミャンマー)に戻ることになった。そこで目にしたのは学生による民主主義運動を軍事政権が武力で制圧する惨状・・・。そんな中、「ビルマ建国の父」と死後も多くの国民から敬愛されるアウンサン将軍の娘の帰国を聞きつけた民主主義運動家たちがスーチーの元に集まり選挙への出馬を懇願する。不安を抱きながらも民衆の前で立候補を決意するスーチーだったが、それは、ビルマを支配する軍事独裁政権との長い闘いの始まりであり、愛する家族とひき裂かれた辛く厳しい人生の始まりを意味していた。
新着映画情報
『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』
原題:The Lady
配 給 : | 角川映画 |
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公開日: | 2012年07月21日 |
映画館: | 角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー |
ミシェル・ヨー |
監督:リュック・ベッソン |
2011/フランス/シネマスコープ/ドルビーSRD-EX/132分/PG12 |
アウンサンスーチー、ノーベル平和賞の裏側にあった家族の愛の物語。
ビルマ(現ミャンマー)民主化運動のリーダーであり、その非暴力による民主化と人権回復をめざす闘いを評価され、1991年にアジア女性としては初のノーベル平和賞を受賞した、アウンサンスーチー。 長きにわたる自宅軟禁生活を強いられながらも、強い意思を持ち続ける彼女の姿は、日本でもたびたび報道され、多くの人に知られている。 軍事政権との苛酷な闘い、民衆を魅了したしなやかな強さ、そして遠く異国の地で引き裂かれ、その死にも立ち会うことが叶わなかったイギリス人の夫との深い愛。常に明日への希望を持ち続ける彼女の半生と知られざる物語を描く。
作家のレベッカ・フレインが関係者へのインタビューを重ね書き上げた脚本に、ミシェル・ヨーとリュック・ベッソン監督が心を動かされ映画化が実現。アウンサンスーチーを演じるミシェル・ヨー(「グリーン・デスティニー」)は、容姿のみならず、スーチー氏の話す英語、ビルマ語を完璧にマスターし、監督、共演者、エキストラから「本人そのものだ」と驚嘆の声があがるほどの熱演を魅せる。イギリス人の夫役には、演技派のデヴィッド・シューリス(「ハリー・ポッター」シリーズのリーマス・ルーピン役)。
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