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青山真治監督4年ぶりの長編最新作「東京公園」が、8/3(水)〜13(土)に開催される、第64回ロカルノ国際映画祭<インターナショナル・コンペティション>部門に招待されることが決定した。
1946年から毎年、スイス南部のティチーノ州ロカルノで開催されているロカルノ国際映画祭は、ヴェネチア国際映画祭に次ぐ長い歴史を誇る、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の映画祭。期間中に約300本の作品が上映されるが、グランプリである"金豹賞"の選考対象となるのは<インターナショナル・コンペティション>部門に招待される作品のみ。
日本映画の主な受賞作としては、2004年に市川凖監督「トニー滝谷」が準グランプリとなる"審査員特別賞"をはじめとして3つの賞を受賞。グランプリ"金豹賞"は、1970年に実相寺昭雄監督「無常」と、2007年に小林政広監督「愛の予感」の2作品が受賞。
カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭など数多くの国際映画祭に招待され、高い評価を得てきた青山真治監督作品がロカルノ国際映画祭へ参加するのは、2000年の「路地へ 中上健次の残したフィルム」、2008年の短編映画「赤ずきん」、2009年に特集上映されたNHK朗読紀行「焼け跡のイエス」以来2年ぶり、4回目となる。
今回、初の<インターナショナル・コンペティション>部門へ招待された青山監督は「こんな世相から離れて、ただのんびりした日本映画を択んでくれるなんて、ただただ嬉しいかぎりです。いまでも海外でこういうものが受け容れられるのだと思うと、非常に勇気づけられます」とコメント。
また、本作で主人公を演じた三浦春馬からは「青山監督をはじめ、キャスト、スタッフが織りなす独特の世界観が評価され、選んでいただいたことに、非常に嬉しく思います。観た後に優しい余韻に包まれるこの作品が、もっとたくさんの方に届くことを願っています。」と喜びの声が届けられた。
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