東京の公園で、家族写真を撮り続ける大学生の光司は、幼い頃に亡くした母の影響でカメラマンを目指していた。ある日ひとりの男性から「彼女を尾行して、写真を撮って欲しい」と頼まれる。光司は理由もわからないままに依頼を受けるが、このことをきっかけに自分自身と、そしてそばにいる女性たちと向き合うことになる。一緒にいることが自然だった、幼馴染みの富永。やさしく力強く支えてくれる、親の再婚で義理の姉となった美咲。そして、記憶の中の誰かに似ているファインダー越しの女性。光司の視線が3人の女性をまっすぐ見つめる時、彼自身もまた変わりはじめていく...。
新着映画情報
三浦春馬 |
監督・脚本:青山真治 |
2011/日本 |
『東京バンドワゴン』で多くのファンを生んだ小路幸也の同名小説『東京公園』を、世界的映画監督であり三島賞作家でもある青山監督が映像化。三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥という豪華出演者を迎えて織り上げたのは、恋愛、結婚、家族のなかに息づく、純度の高い愛の物語。そばにいるからこそ、気づくことのできなかった想い。失くしてしまった存在と正面から向き合う勇気。自分自身の心の奥底を見つめ、相手のまなざしを受け止めたとき、ようやく新たな時間が動き出していく―。やわらかな陽射しが差し込む東京の公園を舞台に、再生と再出発の瞬間を切り取った、みずみずしいラブストーリーが誕生。
(c)2011 「東京公園」製作委員会