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アミール・ナデリ監督最新作、西島秀俊3年ぶりの主演映画「CUT」(11)が、第68回ヴェネチア国際映画祭(8/31-9/10)のオリゾンティ・コンペティション部門オープニング作品に決定した。
イラン出身で現在はニューヨークを拠点に活躍し、ナント三大陸映画祭で2度のグランプリに輝いたほか、カンヌ、ヴェネチアなどの国際映画祭で作品を発表し続けている名匠アミール・ナデリ。
主演には数多くの映画作品で存在感を放ち続ける西島秀俊。自身も熱心な映画ファンである彼が西島自身を彷彿させる主人公、映画狂の映画監督・秀二を演じる。兄の残した借金を返すために殴られ屋をする秀二を支えるのは、映画・テレビドラマと輝き続ける常盤貴子演じる陽子。また、笹野高史、菅田俊ら名優たちが脇を固める。西島秀俊のヴェネチア映画祭参加は、北野武監督「DOLLS(ドールズ)」以来、9年ぶり。
【西島秀俊コメント】
久し振りのヴェネチアに参加出来ることはとても光栄です。作品に関わった全ての人に感謝します。「CUT」への反応はもちろん、映画祭自体を楽しんでまいります。
◆ヴェネチア国際映画祭 オリゾンティ・コンペティション部門とは
ジャンルや長さにはこだわらず、先鋭的、革新的な新しい才能を発掘することを目的としている、いわば第二コンペ的な部門。これまでの日本からの出品作品は、「ヴィタール」(04/塚本晋也監督)、「IZO」(04/三池崇史監督)、「こおろぎ」(06/青山真治監督)、「立喰師列伝」(06/押井守監督)、「サッド・ヴァケイション」(07/青山真治監督)、「冷たい熱帯魚」(10/園子温監督)など。
映画「CUT」
監督:アミール・ナデリ 脚本:アミール・ナデリ、青山真治、田澤裕一
出演:西島秀俊、常盤貴子、菅田俊、笹野高史 ほか
配給:ビターズ・エンド
2011年 ロードショー