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12月3日に全米公開(2011年春、日本公開)されるダーレン・アロノフスキー監督最新作「ブラック・スワン」(原題)が、11月30日に発表された第26回インディペンデント・スピリット・アワードにて<作品賞・監督賞・主演女優賞・撮影賞の4部門にノミネート>された。ヴェネチア映画祭のオープニング上映後、世界中のメディアから絶賛を受けている本作。中でもプリマを争うバレリーナの精神的苦悩、善と悪の二面性を見事に演じ切った主演のナタリー・ポートマンには、早くもアカデミー賞主演女優賞ノミネートとの声も上がっており、今回のノミネートで今後の賞レースの目玉として更なる注目を集めることは必至。
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主演のバレリーナ、ニナを演じたナタリー・ポートマンは、13歳までバレエを習っていたが、演劇に集中するためにバレエを断念した。ダンサーがどれだけ自分の体を酷使するかを身をもって知っていたナタリーだが、「あそこまで肉体を酷使するのは初めてだったわ。今回は15年のブランクを経てのバレエ復帰だったので大変だった。撮影開始の1年前からトレーニングを始めたのだけれど、撮影中もトレーニングを続行しなければならなかった。撮影は1日15〜16時間くらいかかったし、その前後にはトレーニングの時間をとらなければならなかった。とてもきつかったわ。アロノフスキー監督の作品に出演を決めた時、大変なことになるだろうと覚悟は決めていた。でも、チャレンジは好きだし、自分を追い込むのも嫌いではないの」
ナタリーは、この役作りに没頭し、プロのダンサーと話をし、バレエの本を読み、短時間で過酷なメニューをこなすレッスンも乗り越えた。
「仕事ではいつも、怖いものにはあえて挑戦するように心がけている。自分にとってはチャレンジとなるから。でも、(この作品に関しては)あんなに大変なことになるとは予想していなかった。それでも素晴らしかったわ。ありふれた言い方かもしれないけれど、力を注ぎこめば、注ぎ込むほど、見返りも大きいの。本当にそう。だから私にとっては素晴らしい経験となったわ」
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☆第26回インディペンデント・スピリット・アワード
作品賞ノミネート:
「127 HOURS」
「ブラック・スワン」(原題)
「GREENBERG」
「THE KIDS ARE ALL RIGHT」
「WINTER'S BONE」