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映画「ソーシャル・ネットワーク」が、さわやかな秋晴れのもとで開幕した、第23回東京国際映画祭オープニング作品として上映された。これに合わせて、主演のジェシー・アイゼンバーグ、脚本&製作総指揮を務めたアーロン・ソーキンが来日。カトリーヌ・ドヌーヴをはじめとした世界の映画スターらと共にグリーンカーペットを歩き、そしてTOHOシネマズ六本木スクリーン7にて引き続き行われた開幕セレモニー後の舞台挨拶に登場した。
○以下、舞台挨拶での両者の主な発言
▼最初の挨拶
ジェシー・アイゼンバーグ(後、JA)、アーロン・ソーキン(後、AS)
AS: 「みなさん、こんばんは。本日は、我々の作品が第23回東京国際映画祭のオープニング作品として、上映されることを大変光栄に思っております。ですが、本日はこの監督でありますデヴィッド・フィンチャーはここに来たがっていましたが、現在スウェーデンで撮影中の次回作『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2011年公開予定/ソニー配給)の為に、どうしても来ることができませんでした。その代わりに、私が来ることになったんですが(笑)」
JA: 「みなさん、こんばんは。本日は多くの方に来ていただいてとても光栄に思っています。ありがとうございます。映画を楽しんでくださいね」
▼司会のジョン・カビラさんと久保純子さんからジェシーへの質問
「ファースト・シーンが印象に残ってたと聞いていましたが、その理由はなんでしたか?」
JA: 「実は、あのシーンはアーロンが書いた9ページにも渡る長いシーンでした。そのシーンを現場で監督は99回も撮影したんですよ。そう、99回も」
▼それを受けて司会のジョン・カビラさんと久保純子さんからアーロンへの質問
「アーロンさん、9ページの脚本、そして99回の撮影って、どう思われます?」
AS: 「気持ちとして、光栄って感じかな(笑)。でも、みなさん勘違いしないで欲しいのは、ジェシーたち俳優が間違ったから99回も撮り直した訳じゃないって事です。デヴィッド・フィンチャー監督としては、俳優たちが演じるにあたり、どんなトライをしても安心して演技ができる環境を作りたかった現れなんじゃないかなって思います。あ、でもみなさんは映画は、(99回じゃなく)1回見ればいいんですよ?(笑)」
「ソーシャル・ネットワーク」
2011年1月15日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
☆デヴィッド・フィンチャー監督「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」は北欧映画「ミレニアム」3部作のリメイク。主演はルーニー・マーラ(リスベット役)とダニエル・クレイグ(ミカエル役)。