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手塚プロダクションとクリス・メレダンドリ(「アイス・エイジ」「アイス・エイジ2」)のイルミネーション・エンターテインメント(L.A.)が、人気マンガ『PLUTO』を実写版で映画化することがわかった。『PLUTO』は日本で最もコンテンポラリーな作者、浦沢直樹(『MONSTER』『20世紀少年』)と最も愛されているキャラクターが融合した作品であり、国内だけで850万部以上が売れている。
浦沢直樹のコメント:
私は子供の頃から『地上最大のロボットの巻』の大ファンでした。しかし、まさか自分がそれをリメイクして『PLUTO』を描くことになるとは思ってもみませんでしたし、それはとてつもない挑戦でした。今回、その『PLUTO』の実写映画化に挑む新たなチャレンジャーが現れました。大の手塚ファンの私は期待をこめて見守りたいと思います。
メレダンドリのコメント:
浦沢直樹は『PLUTO』で独創的なアクションと冒険に満ちた創造の世界を確立しましたが、私が本作品の権利をぜひ獲得したいと思ったのは、そのキャラクターであり心温まるストーリー故でした。素晴らしい歴史のある手塚プロと、また最も才能ある現代の作者である浦沢氏と一緒に働くことができうれしく思います。
長崎尚志(ストーリー共同制作者)のコメント:
20世紀、日本中の少年がむさぼり読んだ手塚治虫の『鉄腕アトム・地上最大のロボット』――今では伝説となったその作品を、私と浦沢直樹は21世紀に『PLUTO』として甦らせました。それは現代の日本漫画界にとっては、タブーを破ることであり、とてつもない冒険でした。その作品がハリウッドで映像化されるのは、我々にとっても、映画ファン、マンガファンにとっても実に喜ばしいことです。ですが同時に、メレダンドリ氏は、我々以上の冒険を引き受けたことになります。どうか日本中、いや、世界中のファンが納得し、興奮し、感動するような作品が生まれますよう、心から願っています。
手塚眞のコメント:
手塚治虫と浦沢直樹のコラボレーション。これは黒澤明と北野武が出会ったような、あるいはフォードの「駅馬車」をルーカスが「スター・ウォーズ」に作り変えたような、マンガの大ニュースでした。さらにそこにグローバルな映画のアーティストたちの手が加われば、その興奮は数倍にもなるでしょう。これがハリウッドと日本の良いパートナーシップのもとに作られる、エポックメイキングな傑作になることを期待しています。
**イルミネーション・エンターテインメントについて
イルミネーション・エンターテインメントは2007年、クリス・メレダンドリによって設立され、ユニバーサル・スタジオと包括的契約をしている。同社初の公開作品は「怪盗グルーの月泥棒 3D」であり、北米オープニング週第1位を獲得、現在までに246,672,000ドルを売り上げている。現在、2011年春公開予定の「HOP」のポスプロ中で、ティム・バートン監督とは「THE ADDAMS FAMILY」の新たなストップ・モーション版を開発中である。