わずか7日でその幕を閉じた、昭和64年。その間に起きた少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」。少女の死亡、未解決のままという県警最大の汚点として14年が過ぎ、時効まであと一年と迫っていた。
事件当時、刑事部に所属し「ロクヨン」の捜査にもあたった三上義信は警務部広報室に広報官として異動していた。匿名問題を巡る記者クラブとの確執、キャリア上司との闘い、刑事部と警務部の対立のさなか、ロクヨンをなぞるような新たな誘拐事件が発生。刑事部と警務部の軋轢、未解決のロクヨンと新たな誘拐事件の関係、そして失踪中の三上の一人娘の行方――。怒涛の、そして驚愕の展開が次々と三上を襲う。
新着映画情報
佐藤浩市 |
監督:瀬々敬久 |
2016/日本/シネマスコープ/119分 |
犯人は、まだ昭和にいる。
2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2013年「このミステリーがすごい!」第1位などに輝いた、横山秀夫の『64(ロクヨン)』を、前後編2部作のエンタテインメント超大作として映画化。原作とは異なる映画ならではのエンディングに、見る者すべてが慟哭する。
「64-ロクヨン-前編」5月7日公開
©2016映画「64」製作委員会