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『the EYE2』

配給:コムストック、トルネードフィルム
オフィシャルサイト:
http://www.theeye-movie.com/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
スー・チー
ジェッダーポーン・ポンディー
ユージニア・ユアン
フィリップ・クオック
監督:
パン・ブラザース
オキサイド・パンダニー・パン
製作:ピーター・チャン
製作、原作:ローレンス・チェン
製作、原作、脚本:ジョジ・ホイ
撮影:デーチャー・スィーマントラ
プロダクション・
デザイン・コンサルタント:
  ブルース・ユー
衣装デザイン:スティーブン・ツァン
音楽:パヨン・タームシット

2004/中国(香港)/35ミリ/カラー
/ヴィスタサイズ/SR-D/1時間35分


イントロダクション
「ホラー映画としてアジア映画史上に残る大ヒットを記録した『the EYE【アイ】』。その第2幕は男に捨てられた妊婦に見えないものが見え始める、恐怖が襲い掛かり、切なさがつのるホラー作品」
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 ホラー映画としてアジア映画史上に残る大ヒットを記録、ハリウッドが熾烈なリメイク権争いをし、トム・クルーズがその権利を手に入れたことでも話題となった『the  EYE【アイ】』。角膜移植により、見えないものが見えるようになってしまったという恐怖を描いたこの作品に恐怖を感じてしまった方も多いだろう。現在、ハリウッド・デビューも果たした、日本の中田秀夫監督、レニー・ゼルウィガー主演により、ハリウッド・リメイク版も製作中のこの作品の第2部とも呼べる作品が公開される。それが今回紹介する『the  EYE2』である。
 『the EYE【アイ】』は角膜移植手術を受けた少女がその1週間後に自殺をした、という実際に起こった事件を下敷きとして製作された“見えないものが見える”恐怖と切なさが同居するホラーであったが、この作品『the EYE2』は実話をベースにしてはいないものの、“見えないものが見える”恐怖と切なさというテーストはきっちりと受け継いだ作品となっている。ただし、物語の舞台、登場人物などは前作とは関連のない、全くのオリジナルとなっている。
  では、この『the EYE2』が『the EYE【アイ】』と全く別物かというとそんなことはない。主要となるスタッフは監督、編集にパン・ブラーザース(オキサイド・パン&ダニー・パン)、製作にピーター・チャン、脚本にジョジョー・ホイ、撮影にデーチャー・スィーマントラなど、『the EYE【アイ】』の面々が携わっている。『the EYE【アイ】』というアジア映画に大きな足跡を残したスタッフたちが新たなステージに挑んだのが、この『the EYE2』でもあるのだ(そして、この『the EYE』シリーズは3部作となっており、この『the EYE2』の後には『the EYE3』の公開も控えている)。
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  この作品『the EYE2』の主人公は若い女性である。物語は、香港に暮らす彼女が旅先のタイでショッピングをしまくるシーンから始まる。彼女は男のためにネクタイを選びながら、「緑は好き?」などと離れた地にいる男に連絡をするが、ほとんど相手にされない。彼女は捨てられたのだった。その夜、彼女はホテルで多量の睡眠薬を口に含み、自殺を図るが、一命を取り留めてしまう。その時から彼女には見えないものが見え始めるようになった。しかも、彼女はお腹の中に生命を宿していた。最初は中絶を考えるが、その姿を見たときに彼女は産むことを決意する。それは見えないものが見るという事態に更なる拍車をかけていくとは想像もしていなかったのだが、というもの。
  ホラーはネタばれ的な部分は書けない(書かない)のだが、この作品は映像的な恐怖よりも、ふとした瞬間に思い出すトラウマになりそうな恐怖を感じてしまうものとなっている。映像的に映し出される“見えないもの”はその効果的な音響と相まっても極まるような恐怖感はあまり感じない。物語自体も前半はわざとぼかしている部分も多いため、見えにくくなっている。それが中盤以降、一転してくる。身につまされるような恐怖に捉えられていくのだ。特に女性、中でも妊婦は相当に残るものがあるのではないだろうか(ホラー映画が妊婦とそのお腹の中の子に及ぼす影響は相当に大きいということを耳にしたことがあるが、この作品は捉え方によってはそうなるだろう)。ただ、身につまされるような恐怖には大きな救いとなる部分も残されている。それがちょっと胸にキュンとくるような感動にも繋がっていく。この展開は本当に素晴らしい。
  主演は日本での人気は今ひとつの感もあるが、アジアでは絶大な人気を誇るスー・チー。男に捨てられた痛手と“見えないものが見える”ことにより精神的なバランスを完全に崩してしまう女性を見事に演じている。どんどんと追い詰められ、友人との食事の現場で荒れ狂うシーンなどは彼女の顔と相まって本当に鬼気迫るものがる(しかも、そういったことが妊婦の精神的な不安(マタニティ・ブルー)として処理されてしまうのも良く出来ている(といっていいか))。
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  また、この作品もすでにハリウッド・リメイクが決定しているという(2007年公開予定)。
  気が狂いそうになった主人公はある寺の高名な僧侶に相談に行くのだが、この時の僧侶の助言は妙に府に落ちるもの、思い当たる節があった。前作『the EYE【アイ】』は実際の事件を下敷きにしていたが、この作品ではこの僧侶の話が物語にリアリティをもたらしていくはずだ。そして恐怖の物語の先にはあまりにも切なすぎる展開が待っている。そこがトラウマのような恐怖でありながらも、救いを持った展開へと繋がっていく。この部分には予想もしていなかった感動までしてしまった。この辺りはアジア、香港ホラー的な素晴らしい部分だと思う。映像もパン・ブラーズらしくスタイリッシュなものとなっている。前作を期待すると肩透かしとなる可能性もあるが、独立した物語として相当にいい出来になっているこの作品『the EYE2』、ホラー映画としての恐怖はもちろんだが、その物語の深みをぜひ、劇場で味わってください。ちなみに妊婦は行かないほうがいいかもしれませんが。

ストーリー
「失恋の自殺は未遂に終わり、その男の子供を身ごもった女性。彼女は見えないものが見えるようになっていた」
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 タイのバンコクにあるショッピングモール。ここでジョーイという女性が男に贈るネクタイをどれにするか迷っている。携帯電話で離れた地にいる男に「緑色は好き?」と確認の電話を入れるが、ほとんど相手にされない。彼女は男に捨てられたのだった。その後もカードで買い物をしまくった彼女はホテルに戻り、多量の睡眠薬を貪り、自殺を図る。しかし、その自殺は未遂に終わる。その時から、彼女には見えないものが見えるようになっていた。
 1ヵ月後、香港で彼女は自分が妊娠していることを知る。彼女は中絶を考えるが、過去にそうした経験があるため、医者は乗り気ではない。それでも中絶をしようとしていたとき、お腹の生命の映像を見せられ、気持ちが傾き、最後は産むことを決意する。しかし、その頃から彼女には更に見えないものが見えるようになり、精神的に追い詰められていく。
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