「湾岸戦争で心身に傷を負った男。彼は警官殺しの罪から精神病院へと送られ、ある実験台へとなっていく」
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湾岸戦争、その最前線でイラク人の子供の銃弾を頭に受け、一度は心肺停止という死の淵に落ちたジャック・スタークス。1年後、彼は故郷であるヴァーモントに戻ってきた。雪に積もる中、路上を歩きながらヒッチハイクをしようとしていた彼は故障で立ち往生している車に出会う。車の横には少女、路肩には母親らしき人物が気分が悪そうにうずくまっていた。彼は車を修理し、少女が興味を持った認識票のついたネックレスをプレゼントするが、母親は彼を疎み、車に乗せることもせず、出発してしまう。その後、彼は若者が運転する車をヒッチハイクするが、その車は制限速度オーバーのため、後から来た警官に停止させられる。そこで彼の記憶は途切れてしまう。目覚めたとき、彼の横にあったのはその警官の死体と自分の手に握られた拳銃だった。
湾岸戦争で負った身心の傷により、裁判で無罪を勝ち取った彼だったが、その行き着いた先は放免ではなく、精神病院だった。そしてこの精神病院で彼はある実験の対象となり、そこで絶望と新たな希望を見出していく。 |