「一儲けを夢見て、実験を続けていたエンジニアが偶然、生んだのは時間の概念が変わる装置-タイムマシーン-だった」
アメリカの郊外にある平凡な街。エンジニアのアーロンは昼間の仕事を終えてから仲間たちと新たな売れるオリジナル製品の開発に勤しんできた。将来はそれで一儲けを夢見てだ。しかし、大した結果も得られずに資金と時間を食うばかりの開発は完全に行き詰っていた。仲間のエイブはこの状況を打開するために超伝導を利用することで重力を軽減させる装置の開発を提案。これが出来れば、ノーベル賞も間違いなしだが、あまりの無謀さに仲間は離れ、エイブとアーロンのふたりだけになってしまう。それでも研究を続けるふたりに思わぬ副産物が舞い込む。彼らが実験していた装置の内部は時間の概念が変わる状態になっていたのだ。ふたりはこれでタイムマシーンを作ろうと思いつく。そして、その行動に入ろうとした時、エイブに連れて行かれた場所でアーロンが目撃したのはもうひとりのエイブの姿だった。タイムマシーンはすでに実験の結果を知るエイブの手により作られていたのだった。そして彼らは金儲けのために過去へとタイムトラベルするのだが。 |