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『ユーリー・ノルシュテインの世界』
配給:ふゅーじょんぷろだくと、ラピュタ阿佐ヶ谷
オフィシャルサイト:
http://www.comicbox.co.jp/norshtein/


キャスト スタッフ データ

監督:ユーリー・ノルシュテイン
   エドゥアルド・ナザーロフ
   ワジム・クルチェフスキー
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イントロダクション
「世界を代表するアニメーション作家ユーリーー・ノルシュテインの詩的な短編作品集」
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『霧の中のハリネズミ』
  日本独特の文学形式である“連句”、その代表的な作品ともいうべき松尾芭蕉の「冬の日」をアニメーション映画化した作品『冬の日』は作品の内容もだが、それ以上にその試みが面白い作品だった。世界を代表する35人のアニメーション作家が各々に担当した句を自分なりの解釈でアニメーション化、それが連句という形式で連なっていくのだ。それぞれの作家の解釈や表現方法の差、製作現場を捉えたメイキング的な作品と合わせて観ることが出来たのだが、本当に面白かった。その『冬の日』にも参加していたアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインの短編アニメーション作品をまとめて観ることが出来る上映会が開催される。それが今回紹介する『ユーリー・ノルシュテインの世界』である。
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『霧の中のハリネズミ』
 ユーリー・ノルシュテインは、1941年にロシア郊外で生まれた。家具職人として働く傍らで絵を描き続け、1961年に当時のソ連最大の映画会社サユズムリトフィルムに入社(1981年まで)。『チェブラーシカ』で有名なロマン・カチャーノフ監督などのもとでアニメーションの製作を開始、1968年からは監督を務める。1979年度ソ連国家賞、1981年度アンドレイ・タルコフスキー記念賞、さらに「青少年向け映画・アニメ芸術発展への貢献」に対して国際ジャーナリスト連盟メダルを授与されている。ロシアのみならず、世界中から“映像詩人”として評価、支持されている世界を代表するアニメーション作家のひとりである。また、昨年(2003)に出版されたアニメーションのプロたちが選んだ結果をランキングにした本「世界と日本のアニメーションベスト150」(ふゅーじょんぷろだくと刊)ではユーリー・ノルシュテインの作品『霧の中のハリネズミ』が見事に第1位、『話の話』が第二位を獲得している。とにかく、アニメーションの世界では本当にものすごく尊敬を集めている作家なのだ。
 今回、そんなアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインの短編アニメーション作品が、やはりロシアを代表するアニメーション作家であるエドゥアルド・ナザーロフらの作品と合わせて、初めて正式にロードショー公開される。
 “映像詩人”という言葉が表すように、ユーリーー・ノルシュテインの描き出す世界は切り張りで作り上げられた絵本のような中でゆったりと展開していく(『冬の日』の舞台裏を撮った作品『冬の日の詩人たち』で、ユーリー・ノルシュテインの製作風景も撮影されているのだけれども、これが本当に切絵の世界だった。自分で書いた絵をパーツごとに切り取り、下絵に配置し、ガラスで押さえ、撮影していく。これを繰り返し、1本の作品を作り上げていくのだ。気の遠くなるような作業である)。代表作である『霧の中のハリネズミ』は、コグマに会いに行く途中で深い霧に包まれ道に迷ってしまうハリネズミが様々な不思議な体験をしていくという作品だが、これなんかは本当に自分が霧の中に吸い込まれていくような気分になってしまうし、今回公開される作品の中ではもっとも長編の作品である『話の話』は狼の子供を狂言回しに様々な過ぎ去っていった時代を幻想的な中で描いていく作品。これは映像もだが、物語が本当に詩的である。これ以外の公開される作品もどれもが吸い込まれていくような美しさを持っている。
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『霧の中のハリネズミ』
 ユーリー・ノルシュテインをはじめとするこういったアニメーション作家は一般的にはほとんど知られていないが、多くの熱狂的なファンがいる。今回の上映にもそういったファンが駆けつけるだろう。ただ、この絵本のようで、詩的で、幻想的で、優しい世界をそこだけに留めておくのはもったいないのだ。今回はそんなユーリー・ノルシュテインの世界をより幅広い層に味わってもらおうという意図から“親子向き”と“大人向き”のふたつのプログラムに分けての上映が行われる(もちろん、重なる作品は一切ありません)。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
 「公開される作品」
 今回、“親子向き”と“大人向き”のふたつのプログラムで公開される11本の作品。その内容は以下の通りです。
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『話の話』
親子向き(プログラムA 全7作品):
『霧の中のハリネズミ』/ユーリー・ノルシュテイン
『キツネとウサギ』/ユーリー・ノルシュテイン
『愛しの青いワニ』/ワジム・クルチェフスキー
  (アニメーター:ユーリー・ノルシュテイン)
『犬が住んでいました』/エドゥアルド・ナザーロフ
『お姫さまと怪人』/エドゥアルド・ナザーロフ
『ひとりぼっちのカバ』/エドゥアルド・ナザーロフ
『マルティンコの軌跡』/エドゥアルド・ナザーロフ
 
大人向き(プログラムB 全4作品):
『25日・最初の日』/ユーリー・ノルシュテイン
『ケルジェネツの戦い』/ユーリー・ノルシュテイン
『アオサギとツル』/ユーリー・ノルシュテイン
『話の話』/ユーリー・ノルシュテイン
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