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『歌え!ジャニス・ジョプリンのように』
JANIS et JOHN 
配給:ギャガ・コミュニケーション、東京テアトル
オフィシャルサイト:http://www.gaga.ne.jp/janisjohn/


キャスト スタッフ データ
マリー・トランティニャン
セルジ・ロペス
フランソワ・クリュゼ
クリストフ・ランベール
ジャン=ルイ・トランティニャン
アンパロ・ソレル・レアル
監督、脚本:サミュエル・ベンシェトリ
製作:オリヴィエ・デルボスク
   マルク・ミソニエ
脚本、台詞:ガボール・ラソフ
撮影:ピエール・アイム
編集:ジュリエット・ヴェルフリング
美術:ヤン・アルロー
衣装:
  ヴァレリー・ポッゾ・ディ・ボルゴ
音楽アドバイザー:
  ジャン=フランソワ・ロック
  アメリー・ドゥ・シャセイ
衣装:
  ヴァレリー・ポッゾ・ディ・ボルゴ
2003年/フランス・スペイン/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/1時間44分

イントロダクション
「ジャニスとジョン。二人は生きていた?設定と内容の面白さが結びついたロック好きは満足間違いなしの作品」
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 ジョン・レノンとジャニス・ジョプリン。ご存知のように、ロックという世界に入り込んだら、必ず洗礼を浴びるであろう伝説的なミュージシャンである。平和というイメージだけで語られがちなジョン・レノンだが、彼の生き方や発言は明らかに先鋭的であったし、ブルースとドラッグに溺れざる得なかったジャニス・ジョプリンの生き方は壮絶だった。そして、どちらも反社会的であった。その精神は彼らの残した音楽とともに、新しい世代へと確実に受け継がれていっている。そんな二人に大きな影響を受けた人も多いだろう。今回紹介する『歌え!ジャニス・ジョプリンのように』はそんなジャニスとジョンをテーマに据えた作品である。
 この作品の原題は『JANIS et JOHN』、『ジャニスとジョン』である。ジョンの方が年上だが、活動期間には重なりのある二人。ただ、実際に二人が共演したことはないはずだ。でも、二人の熱狂的なファンなら、二人の曲を並べて聞くことも出来るし、頭の中で共演を楽しむことは出来る。この作品はそういった部分をうまく取り入れた仕上がりとなっている。
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 物語は、保険料をちょろまかしていた保険会社に勤める男が、それを会社にばれることなく埋めなければならなくなる。そんな時、ジャニスとジョンのレコードしか置いていないレコード店の店主従兄弟に莫大な遺産が入ったという耳寄りな話が入ってくる。従兄弟はジョンとジャニスが彼の前に再来するということを信じていた。そこで男はそこを逆手にとってお金を手に入れようとする。そのために売れない俳優をジョン、妻をジャニスに仕立て上げるのだが、というもの。薬でいっちゃっているジョン&ジャニスの信者からお金を騙し取ろうという発送も面白いのだが、それ以上に面白いのがジョンとジャニスになりきってしまう普通の二人。特に男の地味な妻がジャニスになりきっていく様は圧巻である。このジャニスになりきっていく主婦を演じたのが『主婦マリーがしたこと』で注目を浴び、その後数多くの作品に出演しているマリー・トランティニャン。残念なことに、彼女はこの作品の完成を待たずに事故死を遂げている。遺作となったこの作品で演じたのがジャニスだったとは、関係はないのだが少し不思議なものを感じてしまう。他の出演者は、ジョン役にマリー・トランティニャンとの間に子供もいる『ラウンド・ミッドナイト』のフランソワ・クリュゼ、『サブウエイ』のクリストフ・ランベール、『ハリー、見知らぬ友人』のセルジオ・ロペス、『男と女』のジャン=ルイ・トランティニャンなど。
 この作品が長編デビュー作となるサミュエル・ベンシェトリは短編映画で大きな評価を受けてきた監督である。彼とマリー・トランティニャンは夫婦という関係も持っていたカップルであり、別離後も友情関係は続いていた。この作品は監督が「女性シンガーを演じてみたい」という彼女の発言を思い出し、書き始めたものだという。最初に想定したのは“新たなジャニスとジョンを作り上げることだった”というが、そこに詐欺や笑いの要素も加わり、この風変わりなテーマの面白い作品が出来上がったという。劇中にはジャニスやジョンの曲ももちろん使用されているが、これは脚本を気に入ったオノヨーコとジャニスの遺族の協力により、使用することが出来たのだという。これがオリジナルの曲でなければ、作品の魅力は半減したはずだ。
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 この作品の面白さは設定の面白さがきちんと内容の面白さにつながっている部分にある。こういう話は作り物かもしれないけど、ジョンやジャニス、プレスリー、ジム・モリソンなどのロックスターが生きていると信じている者がいる限り(毎年のようにささやかれるプレスリーの生存情報)、現実的に転がっていてもいい話でもある。実際、従兄弟のような店ってありえるからね(ブトーや世界中のレコードを売っているこういう店はある)。監督自身のロックに対する思い入れも強いのだろう、細かい描写もよく出来ているし、何よりジョンやジャニスになりきっていく登場人物たち、薬でいっちゃっている従兄弟の喜びや悲しみという気持ちがビンビンと伝わってくる。もちろん、ロックにあまり興味がなくてもその設定とそれが生じさせていく流れに笑ってしまうはずだし、こういう経験したいよなと思ってしまうかもしれない。個人的にはラストの方に流れるジョンの曲の使い方がうまいなと感じたり、マリーのなりきり具合に嬉しさがこみ上げたりと最高に楽しめる作品でした。ロック好きはもちろん、コメディー映画が好きな方など、ぜひ、劇場に足を運んでください。
  

ストーリー
「自分のミスを埋めるため、ジョンとジャニスを作り上げて、金を騙し取ろうと計画するが」
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  保険会社に勤めるパブロは妻のブリジットと息子のジェレミーと平凡に暮らしている。そんな彼は保険会社では誰もがやっているという保険詐欺を働く。それは絶対に保険がおりることのない客からの入金を自分の懐に入れるというものだった。しかし、不幸は突然舞い降りてくる。お客に事故が起こり、保健の支払いが必要になったのだ。それは莫大な金額で、彼は会社にばれることなく、それを埋めなければならなかった。
 そんな時にある話が彼の耳に入ってくる。彼の従兄弟レオンが莫大な遺産を受け取ったというのだ。その従兄弟はジャニス・ジョプリンとジョン・レノンのレコードしか売らない店のオーナーで、しかも薬でいっちゃってる。パブロはレオンにお金を借りに行くが、そんな話が通じるわけがない。しかし、パブロにはある名案が浮かぶ。それはジョンとジャニスが再び現れる日を待っているレオンを騙し、お金を取ろうというものだった。ジョンとジャニスをこの世によみがえらせる。そのために妻のブリジットをジャニス、保険会社の名簿で見つけた俳優をジョンに仕立てるのだが。
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