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『マエストロ』
MAESTRO(a film by JOSELL RAMOS, (c)2004 Artrution Productions, LLC)
配給:ナウオンメディア
オフィシャルサイト:
http://www.nowonmedia.
com/MAESTRO/


キャスト スタッフ データ
ラリー・レヴァン(アーカイブ映像)
デヴィット・マンキューソ
フランキー・ナックルズ
ニッキー・シアーノ
フランシス・グラッソ
フランソワ・ケボーキアン
リトル・ルイ“ヴェガ”
ダニー・テナグリア/ジョン・“ジェリービーン”・ベニテズ
ケニー・カーペンター
トニー・ハンフリーズ
ティー・スコット
ウオルター・ギボンス
ロバート・クリヴィルズ(C&C Music Factory)
デリック・メイ 他
監督/プロデューサー/脚本/編集:   ジョセル・ラモス
製作総指揮:ハーブ・ラモス
編集:エリック・モーマン
音楽:アントニオ・オカシオ
   ジェフテ・ギオーム
   マイケル・コール(SlamMode)
2003/アメリカ/カラー/1時間27分


イントロダクション
「1970〜90年代 NYのクラブカルチャーを捉えた最良のドキュメンタリー作品」
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  クラブが生み出す文化(クラブカルチャーね)、影響というものがある。仕掛ける連中もいるのだろうけれども、自然発生的に生まれてきたものが、どこかで大きくピックアップされることによって、より大きな広がり、影響をもたらしていく。それはファッションを中心に様々な部分に取り入れられていくわけだ。今年(2004年)公開された『パーティ・モンスター』という作品は、1980年代後半から90年代初頭にかけて、ニューヨークのクラブシーンに現れ、数々のパーティをオーガナイズした伝説的な人物マイケル・アリグとクラブ・キッズというクラブカルチャーを描いた作品であった。その作品でもきっちりと描かれていたが、そのクラブカルチャーを生み出してきた根底にあるのが“ゲイ・カルチャー”である。ゲイのコミュニティーとしてアンダーグラウンドで機能していたクラブが、様々な有名DJを生み出すことにより、ストレートも楽しめる場として、広がってきたのが今のクラブ、クラブカルチャーなのである。今回紹介する作品『マエストロ』は、ゲイのコミュニティーの場であったクラブをより多くの層まで広げた伝説的なDJラリー・レヴァンを中心に70年代から80年代終わりにかけてのニューヨークの伝説的なクラブシーンを当時の貴重なフィルム、関係者による証言、そして音楽に乗せて綴ったドキュメンタリー作品である。
 映画が始まってすぐ、当時(そして今も)クラブに通う黒人が「音楽より大切なものは俺にはない。」と語るシーンがある。クラブに限らず、音楽での陶酔感を味わったことのある人なら、彼が言わんとしていることの意味が掴めるだろう。そして、この作品『マエストロ』の精神は彼の発言に集約されている。
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 ニューヨークの伝説的なクラブ(“サンクチュアリ”、“ギャラリー”、“パラダイス・ガラージ”)やプライベート・パーティー、今では当たり前のミックスの発見、12inchというメデイアの誕生、サウンドシステムと呼ばれる音響の進歩などをデヴィッド・マンキューソ、ニッキー・シアーノ、フランシス・グラッソ、フランキー・ナックルズという伝説的なDJたち、当時の現場の関係者などの証言によって描いていくこの作品は、現場で観客たちにグルーヴを生み出すために最大限の努力をしたDJたちとそのグルーヴに最高の陶酔感を覚えた観客たちとの関係をきちんと捉えている。そこにあるのは「このDJがいるから、踊りに行く」、「この観客たちのノリを捕まえてグルーヴさせる」という完璧なる信頼関係である。そういったクラブの最良の部分と共に、この作品は踊るだけではなく、次々に蔓延し始めるドラッグ、無防備なセックスから生じたHIVの問題という最悪のクラブカルチャーにも目を向けていく。こうした問題により、ラリー・レヴァンをはじめ多くの者たちが亡くなっていったのだ。その影響で最高のクラブであった“パラダイス・ガラージ”も閉店ししまう。それはひとつの時代の終わりでもあった。しかし、彼らが残した遺産は、今では世界中のDJたちによって受け継がれ続けている。まるでラリー・レヴァンの息子たちのように世界中のDJたちがプレイする姿が捉えられていく最後のシーンはちょっとした感動である(それと、個人的に面白いのは、証言者が語るお気に入りのクラブ。「あそこが本物だった」とか、こういうのって世界中で変わらないんだよね)。
 正直、クラブが好きだったり、クラブ・カルチャーに興味があるという人でなければ、退屈極まりない作品であるだろう(固有名詞すら分からないはずだ)。でも、大好きだったら、絶対に観るべき作品であると思う。クラブが持っていた熱気とその面白さを語る多くの証言は確実に自分の中の何かとリンクするはずだから(それと、これを観て痛切に感じたのは、誰かきちんと日本のクラブ(ピテカン、インクスティック六本木&芝浦、ゴールドなど)を映像化してくれないものかということ。素材はありそうなんだけどね)。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「多くの証言者たちの声、映像から浮かび上がる70年代から90年代にかけてのNYのクラブ・シーン」
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  NYのクラブ“パラダイス・ガラージ”。そこのレジデントDJであったラリー・レヴァン。どちらも今は存在せず、伝説として語られつづけている。“パラダイス・ガラージ”とラリー・レヴァンのDJがいかに優れていたかを語る人々。そして、それ以前の伝説的なクラブ“ギャラリー”、“サンクチュアリ”、“ロフト”。ミックスの発見や12inchの誕生。70年代から80年代後半にかけてのNYのアンダーグラウンド・シーンで隆盛していったクラブ・カルチャーを関係者による証言と当時のフィルム、音楽と共に作品は描いていく。
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