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『パーティ・モンスター』
PARTY MONSTER
配給:ワイズポリシー
オフィシャルサイト:http://www.partymonster.jp/


キャスト スタッフ データ
マコーレー・カルキン
セス・グリーン
クロエ・セヴィニー
マリリン・マンソン
ナターシャ・リオン
ウィルマー・ヴァルデラマ
ウィルソン・クルーズ
ミア・カーシュナー
ジャスティン・ヘイゲン
ダイアナ・スカーウィッド
ディラン・マクダーモット
監督、脚本:フェイトン・ベイリー&ランディ・バルバート
製作:ジョン・マーカス
   ブラッドフォード・シンプソン
   クリスティン・ヴァション
   フェイトン・ベイリー
   ランディ・バルバート
原作:ジェイムズ・セント・ジェイムズ
撮影:テオドロ・マニアッチ
編集:ジェレミー・シモンズ
プロダクション・デザイン:アンドレア・スタンリー
衣装デザイン:マイケル・ウィルキンソン
音楽:ジミー・ハリー
※サンダンス映画祭オフィシャル・コンペティション
※ベルリン国際映画祭オフィシャル・パノラマ・セレクション
※エジンバラ国際映画祭オフィシャル・ガラ・セレクション

2003年/アメリカ・オランダ/35ミリ/カラー/1:1.85ビスタサイズ/ステレオ/ドルビーSRD/1時間39分

イントロダクション
「1980年代後半から90年代にかけての伝説的クラブ・キッズを描いたマコーレ・カルキン、9年ぶりの映画復帰作にして意欲作」
 古くは『サタデイ・ナイト・フィーバー』、最近ではイギリスのインディーズ・レコードであるファクトリー・レーベルやマンチェスターのクラブシーンを追ったドキュメンタリー『24アワー・パーティ・ピープル』、それからウォーホールのファクトリーを舞台にした映画もあったはずなんだけど、昔はディスコ、今はクラブと呼ばれるダンス・カルチャーをテーマにした作品も結構な数があるはずだ。ダンス・カルチャーはファッションなどの面で最先端を走っているので、そういった部分に興味を惹かれる製作者も多いのだろうし、その時代をリアルタイムで体験していた世代は懐かしさから足を運び、経験していない世代には新たな面白みを与える手段にもなっているのだろうと思う。今回紹介する作品『パーティ・モンスター』は1980年代後半から90年代初頭にかけて、ニューヨークのクラブシーンに現れ、数々のパーティをオーガナイズした伝説的な人物マイケル・アリグとクラブ・キッズについて描いた作品である。
 ドッラッグ・クイーンなどのゲイ・カルチャーとドラッグに彩られたクラブ・キッズを描いたこの作品『パーティ・モンスター』を監督したのはフェントン・ベイリーとランディ・バルバート。これまでポップカルチャーにこだわったドキュメンタリー作品を撮り続けてきた監督たちである。彼らにとってこの作品『パーティ・モンスター』が初めての劇場用ドラマとなるが、この作品の元になったのは自身が製作、監督したドキュメンタリー作品『Party Monster / The Shockumentary』(1998)である。自身もクラブでDJをやり、この作品の主人公であるマイケル・アリグと友人であった彼らは、クラブ・キッズに興味を持ち、ドキュメントを製作。数々の賞を受賞したこの作品からフィクションを製作しようというという話が持ち上がり、マイケル・アリグをクラブの世界に引き込んだ“元祖クラブ・キッズ”ジェイムズ・セント・ジェイムズに彼とマイケルの関係を書くことを薦め、彼の書き上げた「ディスコ殺人事件」をベースに脚本を書き上げたという。こうして出来上がった物語は、マイケルをクラブに引きずり込んだジェイムズと、ジェイムズに憧れ続けるマイケルとの関係を当時のクラブ・キッズたちがどのような状況にあり、社会にどう捉えられていたのかという部分を織り交ぜながら描いていく。
 主役のマイケル・アリグを演じるのは、9年ぶりの映画出演となるマコーレ・カルキン。『ホーム・アローン』の子役で人気スターとなり、その後、両親の離婚、俳優活動の休業、結婚、離婚と俳優業ではなく、スキャンダルの方で注目を浴びてきたマコーレ・カルキンだが、9年ぶりの映画出演に関しては「映画をやってみようかなと検討はしていたが、全く面白い企画にめぐりあえなかった。この作品『パーティ・モンスター』は本当に僕が必要とされて、何か新しいことに挑戦できるめったにお目にかかれないタイプの作品だった。映画に復帰するっていうことは特別意識しては考えなかったね。」と語っている。マイケルの憧れの的である“元祖クラブ・キッズ”ジェイムズ・セント・ジェイムズを演じるのは、マコーレ・カルキンと同様に子供時代からハリウッドで活躍し、『オースティン・パワーズ』シリーズ、『ミニミニ大作戦』などで人気のセス・グリーン、その他『ブラウン・バニー』のクロエ・セヴィニー、何かと話題のロック・ミュージシャン マリリン・マンソンなどが出演している。
 この作品が共感を呼ぶ点は、時代の寵児と呼ばれ、持ち上げられたマイケル・アリグの孤独感をきちんと描いている点だろう。人生、“ハレ”もあれば“ケ”もある。もっと直接的に、人生なんて面白いことなんてほとんどない単調な毎日が続いていくだけだと言うことも出来るだろう。面白い日が続いた方がいいと思うことは当たり前なんだけど、そんなことが続かないのは大抵の人が分かっている。ただ、マイケルという人はそれが分かっていながらも、それを続けることでしか孤独を埋めることが出来なかったのだろう。それ故のドラッグであり、結末であるのだ。そして、田舎者がニューヨークという最先端の街の寵児となる姿は、地方から東京なんかの都会に出てきた者にとってはどこか重なる部分があるような気がする。もちろん、当時のクラブ・キッズの生態がきちんと描かれているのもこの作品の面白さのひとつだ。ドラッグ・カルチャー、ゲイ・カルチャー。それをクラブ・カルチャーが生み出した負の部分と受け取る向きもあるかもしれないが、それがなければ面白みや新しい展開が生まれなかったのも事実である。そういった部分も踏まえて、ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「時代の寵児となったキング・オブ・クラブキッズ マイケル・アリグ」
 元祖クラブ・キッズ ジェイムズ・セント・ジェイムズはクラブ・キッズの伝説的人物 マイケル・アリグとの関係を描いた暴露本「ディスコ殺人事件」の出版に際してのテレビ取材に応じていた。そこでジェイムズはマイケルとの関係について語り始めた。
 1980年代の後半、アメリカの中西部で育ったマイケル・アリグは典型的ないじめられっ子だった。そんな彼はニューヨークへとやって来て、クラブでウエイターをしていた。そこでマイケルはその筋では有名だったジェイムズに声をかけ、深夜のドーナツショップで「僕を有名にして欲しい」と告白する。ジェイムズはマイケルに自分の持っている心得を伝授し、そこからパーティ・オーガナイザーとしてのマイケルの躍進が始まる。自らの手でパーティーを主催し、ニューヨークの有力クラブのオーナーに可愛がられたマイケルは倒錯的なメイクとファッションのクラブ・キッズを集め、パーティー“ディスコ2000”を成功させる。そして、マイケルは時代の寵児となり、クラブキッズは一躍大きな注目を集めていくのだが・・・・。
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