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『フレンチなしあわせのみつけ方』

配給:ギャガ・コミュニケーションズ、
    アニープラネット
オフィシャルサイト:http://www.gaga.ne.jp/french/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
シャルロット・ゲンズブール
イヴァン・アタル
アラン・シャバ
エマニュエル・セニエ
アラン・コーエン
アヌーク・エーメ
クロード・ベリ
アンジー・デイヴィッド
オーロール・クレマン
キース・アレン
監督、脚本:イヴァン・アタル
製作:クロード・ベリ
撮影:レミ・シュヴラン
編集:ジェニファー・オージュ
美術:カーチャ・ヴィシュコフ
2004/フランス/カラー/
シネスコープ/
ドルビーSRD、DTS/1時間44分

イントロダクション
「シャルロット・ゲンズブールと彼女の実生活でのパートナーのイヴァン・アタルによる『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』に続く、様々なカップルの在り様を描いたちょっと辛辣なロマンチック・コメディー」
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  フランスを代表する女優であるシャルロット・ゲンズブールと彼女の実生活でのパートナーであるイヴァン・アタル。その彼らが共演した、まるで彼らの実生活を捉えたのかと思わせるようなタイトルの作品が『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』だった。この作品では、シャルロット自身が女優シャルロット、イヴァンはスポーツ・ライターを演じ、イヴァンは監督と脚本も手掛けていた。そこには有名女優を妻に持った旦那の不安と存在感のなさ(コンプレックス)がコミカルかつテンポ良く描かれていた(いい気分に浸った方も多いのではないだろうか)。今回紹介する『フレンチなしあわせのみつけ方』はイヴァン・アタルの監督第2作目であり、1作目の『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』と同様にシャルロット&イヴァンの主演による作品である。
  イヴァンの監督第1作目となった『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』ではシャルロットが女優である自身を演じることから、あくまで映画、フィクションの世界とはいえ、実生活の気持ちも表れているんだろうなと想像させる部分もあったが(いくつかのエピソードは実生活から取られているという)、今回の作品『フレンチなしあわせのみつけ方』ではシャルロット&イヴァンはカップルを演じているものの、シャルロットは女優を演じているわけではない。ただ、仲睦まじい、世間的には釣り合いが取れないが故の不安感をコミカルに描いていた『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』に対し、『フレンチなしあわせのみつけ方』はその先のカップル、夫婦のあり方をユーモラスかつ辛辣に描いた作品であり、そうした点ではこのふたつの作品は地続きの作品と捉えることができるだろう。もちろん、その先の夫婦であるこの2作目に描かれるものは離婚、不倫などの夫婦の危機である。
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  監督、主演であり、今回も脚本を自らの手で手掛けているイヴァン・アタルはこの作品について「ある日、息子を学校に送っていった時、見送りにきていた親たちのほとんどが離婚していることに気づいた。もしかすると僕とシャルロットだって、どちらかが他の誰かに惹かれてしまうことになるかもと思って、自分の人生を振り返りながら脚本に取り組んでいったんだ。」と語っている。ただ、脚本を書いている段階からシャルロットを自分の相手役に決めていたというイヴァンは「僕の映画には彼女がどうしても必要だったし、撮影中もずっと離れたくなかったんだ。」と語り、シャルロットも「私は彼の書いた脚本の女性の役は全て演じたい。私はずっと彼のそばにいたい、たとえ距離的には離れていてもね。」と語っているのだから、このカップルにとってそういった夫婦の危機という現実はまだ先どころか、来る気配もないように思える。しかもこのカップルの息子役で出ているのがふたりの実の息子とくれば、なお更そう感じるのだが(ま、現実はどうなるのか分からないが)。
  出演はイヴァン・アタル、シャルロット・ゲンズブール、彼らの息子の他、『ディディエ』のアラン・シャバ、『フランティック』のエマニュエル・セニエ、アヌーク・エーメ、クロード・ペリというフランス映画界を代表する名優ふたりなど(ハリウッドで活躍するあの人もカメオ出演している)。また、前作ではブラッド・メルドーによるジャズに彩られていた音楽だが、今回はジャズからポップスまでのなかなか渋いセレクションとなっている(オープニングはネオアコ好きには懐かしいペイル・ファウンテンズだし、ヴェルヴェッド・アンダーグランドもいい感じで挿入されている)。
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  常にケンカをしている夫婦、ひとり身のプレイボーイ、妻に内緒で浮気をしている夫、40年も連れ添っている夫婦などのどこにでもいそうな様々な形態のカップルが出てくるこの作品を観ていて、印象に残るのは男のどうしようもなさと夫婦という関係の難しさだった。映画のシーンとして「3人男がランチに集まってあれこれ近況報告みたいに話すシーンが浮かんだ」ことから、この作品の原案が掴めたと語るイヴァンだが、何度となく映画の中に出てくるこうしたシーンで話されることは男なら当たり前だけど、こうやって傍から見るとなんて馬鹿げているんだろうと感じてしまう内容だ。そうした部分と対照的に描かれていくのが、夫の浮気に耐える女性であったり、その男と結ばれないことに耐える不倫相手という女性の強さであったりする。そして、この作品は結婚、カップルというもの在り方に様々な意見を呈しているが、男のバカさを描くことで女性を讃えると共に、どこかで理想の女性というものを見出そうとしているようにも僕には感じられる。だから、名ばかりでも夫という立場の男の僕が観ると頭も心も痛い作品なのだ(逆に女性からは納得、共感という作品かもしれない)。前作と地続きの作品だが、夫婦も時間を経ると様々な味が混じり濃くなるように、ロマンチック・コメディーにもちょっと辛辣さが入って来るんだよなと感じさせる作品。だから、前作は好きでも今回はちょっとという人も出てくるかもしれないし、その逆もあるはず。ぜひ、劇場でそういった部分を味わってください。   

ストーリー
「傍目には最高のカップルに見えるヴァンサンとガブリエルだが・・・・」
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  ヴァンサンは自動車販売会社に勤めるサラリーマン、不動産会社で働く妻のガブリエル、小学生の息子のジョゼフとパリのアパートメントに暮らしている。ヴァンサンの友人のジョルジュジュは妻のナタリーとの諍いが絶えることがなく、もうひとりの友人であるフレッドは独身貴族だ。3人が集ると、必ず、女の話になる。結婚生活にうんざりしているジョルジュ、独身貴族は決していいものではないと考えているフレッド、ヴァンサンはそんなふたりの話を聞きながら、自分の生活に考えをめぐらせている。美しく、気がきく妻と息子に恵まれたヴァンサンの家庭生活は傍から見れば満足この上ないものに思えるが、実はこの夫婦の間にも満ち足りないものが横たわっていた。ガブリエルは街で見かけた男性に想いを馳せ、ヴァンサンには不倫関係にある女性がいた。
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