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『フリースタイル:アート・オブ・ライム』

配給:ナウオンメディア
オフィシャルサイト:
http://www.nowonmedia.com/FREESTYLE/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
フリースタイル・フェローシップ
スーパーナチュラル
モス・デフ
ザ・ルーツ
ジュラシック5
メデューサ
ザ・ラスト・ポエッツ
監督:ケビン・フィッツジェラルド *フロリダ映画祭
 ドキュメンタリー・フィルム
 メイキング 審査員特別賞 受賞
*アデレード国際映画祭
  最優秀賞
*ウッドストック映画祭
  最優秀ドキュメンタリー作品賞
  マーヴェリック賞 受賞
*ほか各種映画祭にて受賞

2004/アメリカ/1時間11分

イントロダクション
「ヒップ・ホップのMCが生み出す言葉の即興“フリースタイル”に焦点を当てた音楽ファンならずとも必見のドキュメンタリー作品」
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 80年代以降、ミニ・シアターが盛り上がり、レンタル・ビデオが大きく普及していく中、作品を配給する会社も独自の色を持っていた(例えば、フランス映画社、アルバトロス等々)。最近はそういった傾向もなくなりつつあるが、、現在でも独自の色合いを持った作品を配給し続けている小さな配給会社は数多い。そういった配給会社のひとつにナウオンメディアがある。ヒップ・ホップのDJに焦点を当てた『SCRATCH』、現在のクラブシーンへと連なる1970年代後半以降のNYのアンダーグラウンドなクラブシーン(主としてハウス)を描いた『MAESTRO』、そして音楽シーンに革命的な影響を及ぼしたシンセサイザーの発明者であるムーグ博士に焦点を当てた『MOOG』などレイトショーの小規模公開ながらも、多くの音楽ファンの心を揺さぶる良質なドキュメンタリーを配給している。そのナウオンメディアが新たに送り出す作品はもちろん、らしい色合いを持った音楽ドキュメンタリーである。その作品が、今回紹介する『フリースタイル:アート・オブ・ライム』である。
 
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  この『フリースタイル:アート・オブ・ライム』はヒップ・ホップのMC(ラップ、言葉)に焦点を当てた作品である。そういった意味では、ナウオンメディアが以前に公開した作品『SCRATCH』と対になる内容を持ったものといえるだろう。しかも、様々なスタイルがあるMCの中で、この作品が捉えるのは、タイトルにもあるように“フリースタイル”というMCである。MCのスタイルにおける“フリースタイル”とは字面そのままに“即興”と考えてもらえばいいと思う。例えば、この作品の中で“フリースタイル”を最も分かりやすく示しているのは、街中を歩きながら、連れがMCに“空き缶”と言うとその単語をモチーフに即興でラップをはじめ、次に“壁”と言えば、同じようにラップしていくシーンだろう。連れはそこに存在するもの、目に入ったものの言葉を挙げ、MCはそれに即興で対応していく。その際に必要なのが、その単語の持つ“韻”(ライム)を生かしながら、自分のメッセージを伝えていくということである。だから、この作品のタイトルは『フリースタイル:アート・オブ・ライム』となっているのだ。挙げられた言葉から何かを生み出すことは誰にでも出来るが、“韻”の流れでリズムを生み出しながら、変幻自在な自分のメッセージを生み出していくのは困難な作業だ。だから、ヒップ・ホップのMCにおいては“フリースタイル”こそが最強という考えも必然的に出てくる(これはジャズにおけるひとつのコード、メロディーを発展させていくインプロバイザーと近い部分があると思う)。作品の中では、“フリースタイル”のMCに対するヒップ・ホップ好きたちの畏敬の念、“フリースタイル”のMCたちの言葉に対する取り組みも語られている。そしてこの“フリースタイル”の最高峰といわれるものたちが、MCバトルをするシーンも映し出されている。このMCバトルのシーンはその場に居合わせた観客の熱狂も手に取るように伝わってくる映像で、作品の大きな見所のひとつとなっている。
  そういったシーンと共に、この作品では“フリースタイル”というMCスタイルが、バプティスト教会での牧師の演説など黒人が持っている文化の特徴であること、アメリカの西と東の持つ温度差なども当事者により語られていく。この辺りはマニアックなヒップ・ホップのファンには分かりきったことなのかもしれないが、ヒップ・ホップとは何ぞやと感じる部分がある者にとっては、入り口としても分かりやすく、理解となる気がする。
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  この作品『フリースタイル:アート・オブ・ライム』はヒップ・ホップやストリート・カルチャー好きには間違いなく必見の作品だが、エミネム主演の映画『8マイル』が好きな方、ヒップ・ホップというものに多少なりとも関心がある方にとっても楽しめる作品になっている。僕自身、ヒップ・ホップには対してほとんど関心を持っていないのだが、この作品は深い興味を持って観ることが出来た。それはそこにアメリカという国が生み出した文化の一端がきっちりと描かれているからというのは言い過ぎだろうか。音楽に興味があるなら、間違いなく楽しめる作品だと思います。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「ヒップ・ホップにおける“フリースタイル”というMCスタイルとは」
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  ヒップ・ホップのMCスタイルのひとつである“フリースタイル”。即興で言葉をラップしていくこのスタイルはアンダーグラウンドなヒップ・ホップのシーンで息づく文化であり、最強のMCスタイルとも言われている。この作品『フリースタイル:アート・オブ・ライム』では“フリースタイル”の現場、MCたちの発言、MCバトルの瞬間、歴史的背景などを捉えていく。
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