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2018年02月26日 配信
ウェス・アンダーソン監督最新作「犬ヶ島」が、第68回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(監督賞)を受賞した。前作「グランド・ブダペスト・ホテル」銀熊賞(審査員グランプリ)に続き、2作連続受賞の快挙を果たした。現地で行われた授賞式では、監督に代わって受賞したビル・マーレイは、有名なジョン・F・ケネディの演説(私はベルリン市民である)をもじり、「私はベルリン犬です」「俳優として犬を演じ、熊を連れて帰ることになるとは思ってもみませんでした。」と語った。
ウェス・アンダーソン監督独特の世界の中で、細部に至るまでリアルに作り込まれたユニークで愛くるしい犬たちが少年と共に力を併せて奮闘するこの物語には、日本映画への愛もいたるところに感じられ、ベルリンの映画ファンのみならず、世界中のジャーナリストたちをも唸らせ、拍手喝さいを浴びた。また、本作は、単に日本を舞台としているだけではなく、ウェス・アンダーソン監督の視点を通じた日本のカルチャーを世界へ発信する一大プロジェクト「犬ヶ島」としてベルリン映画祭を皮切りに、世界中に発信され早くも話題を呼んでいる。
尚、コンペティション部門の最高賞にあたる金熊賞は、ルーマニアのアディナ・ピンティリエ監督・脚本の「Touch Me Not(原題)」が受賞。
「犬ヶ島」5月全国ロードショー!