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失踪した“愛せない息子”の行方を追う身勝手な両親が見つけるのは、本当の愛か、空虚な幸せか。 自分の幸せが最優先の現代人を容赦なく描く、 アンドレイ・ズビャギンツェフの「ラブレス」が、第75回ゴールデングローブ賞<外国語映画賞>にノミネートされた。
はじめての長編「父、帰る」(03)でヴェネツィア国際映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞し、センセーショナルなデビューを果たしたアンドレイ・ズビャギンツェフ。以降作品を発表するごとに世界の注目を浴び、「裁かれるは善人のみ」(14)ではカンヌ国際映画祭・脚本賞、ゴールデン・グローブ賞・外国語映画賞受賞、アカデミー賞®外国語映画賞にノミネート。いまやロシアを代表する監督としてその地位を確固たるものにした彼の最新作「ラブレス」は、第70回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。そしてゴールデングローブ賞では2作連続外国語映画賞にノミネートされた。
【ストーリー】
一流企業で働くボリスと美容院を経営するイニヤの夫婦。二人はそれぞれ、別にパートナーがおり、一刻も早く別れて新しい人生をスタートさせたいと思っている。問題は12歳の一人息子アレクセイのことだ。夫婦どちらも、新しい生活に息子を必要としていなかった。ある晩、二人は激しく罵り合い、お互いに息子を押し付け合い口論をする。翌朝、学校に出かけた息子はそのまま行方不明に。彼らは必死で息子を探すが・・・。
監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
脚本:オレグ・ネギン、アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演:マルヤーナ・スピヴァク、アレクセイ・ロズィン
2017/ロシア、フランス、ドイツ、ベルギー/127分/R15+
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム、STAR CHANNEL MOVIES
2018年4月7日(土)新宿バルト9 ほか全国ロードショー