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世界一の億万長者にして石油王、ゲティ家の誘拐事件を巨匠リドリー・スコット監督が描く傑作サスペンス「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」が、第75回ゴールデングローブ賞において、主演女優賞(ミシェル・ウィリアムズ)(ドラマ部門)、助演男優賞(クリストファー・プラマー)、監督賞(リドリー・スコット)の3部門にノミネートされた。
【ストーリー】
“世界中のすべての金を手にした”と言われた大富豪ジャン・ポール・ゲティ。愛する17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドルという破格の身代金を要求されたゲティは、こともあろうかその支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に、稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家から離れ中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のために誘拐犯のみならず世界一の大富豪とも戦うことに。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身に危険が迫る。しかし、事件は思いもよらぬ展開へと発展していく。
出演は、実力派のミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグに加え、アカデミー賞®受賞のケビン・スペイシーがゲティ役で出演・・・するはずだった。
しかし、ハリウッドの大プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発に端を発した一連の騒動から派生し、12月22日の全米公開を目前に、あろうことかケビン・スペイシーの降板劇が発生。お蔵入りすらささやかれた本作だが、急きょ代役を立て、こちらもオスカー俳優のクリストファー・プラマーを新たにゲティ役に抜擢。ミシェル、マーク、そしてスタッフが一致団結して参加の元、この短期間での再撮影を敢行、予定通り全米公開することが発表され、先日無事に再撮影は終了した。
監督:リドリー・スコット
出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマー、ロマン・デュリス、チャーリー・プラマー and マーク・ウォールバーグ
脚本:デビッド・スカルパ
原作:ジョン・パーソン ”Painfully Rich: The Outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J.Paul Getty”
配給:KADOKAWA
2018年 初夏 公開