新着映画情報
名匠エドワード・ヤン監督が1991年に発表した、伝説の傑作「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」が4Kレストア・デジタルリマスター、3時間56分版として、スクリーンに蘇る。
1960年代の台湾を舞台に、実際に起きた事件に着想を得た本作は、少年少女の青春のきらめきと残酷さ、そして「時代のうねり」を鮮烈な映像と秀逸な脚本で映し出し、BBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選出され、映画史上に燦然と輝く傑作として評価された。
しかし、これまで世界中のクリエイターや多くの映画ファンたちに熱狂的に支持され、カルト的な人気を博しながらも、権利の所在が不明で日本ではDVD化されることもなかった。エドワード・ヤン監督の生誕70年、没後10年となる節目の2017年に、渇望されていた伝説の傑作が25年ぶりに遂に日本公開となる。
【ストーリー】 1960年代の台湾・台北。夜間中学に通うスーは不良グループ・小公園に属するモーやズルらといつもつるんでいた。スーはある日ミンという少女と知り合う。彼女は小公園のボス、ハニーの女で、ハニーは対立するグループ・軍人村のボスと、ミンを奪い合い、相手を殺し姿を消していた。ミンへの淡い恋心を抱くスーだったが、ハニーが突然戻ってきたことからグループの対立は激しさを増し、スーたちを巻き込んでいく・・・。
監督:エドワード・ヤン
出演:チャン・チェン、リサ・ヤン、ワン・チーザン、クー・ユールン、エレイン・ジン
1991年/台湾/3時間56分 配給:ビターズ・エンド
公式サイト
2017年3月11日(土)より角川シネマ有楽町、
3月18日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー