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23歳の若さでこの世を去った伝説的スター俳優、リヴァー・フェニックス。彼の幻の遺作で長い間お蔵入りとなっていた「ダーク・ブラッド」が遂に完成し、2014年GWより日本劇場公開となる。
劇場で公開される機会の少ないリヴァーの過去作品の上映や関連イベントを催す「リヴァー・フェニックス」フェス!の実現に向けた、クラウドファンディングがスタートした。
プロジェクト名:「リヴァー・フェニックス」フェス!を盛り上げよう
時期:2月20日(木)〜3月19日(水)まで
URL:クラウドファンディングページhttps://www.makuake.com/project/riverphoenix/
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて発案者や組織に財源の提供や協力などを行うこと。映画だけでなく、音楽やアニメ、研究・開発分野まで様々なプロジェクトのために利用が拡大している。最近行われた映画のプロジェクトでは、「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」「神様はバリにいる」などが大きな注目を集めた。
今回の、「「リヴァー・フェニックス」フェス!を盛り上げよう」では、支援金額に応じて、特典付きチケットや非売品プレスシート、リヴァーのもう一つの遺作でサム・シェパード監督「アメリカンレガシー」の鑑賞券などを入手することができ、“支援者”として劇場用パンフレットに名前が掲載されたり、DVDプレゼント、イベントへの招待などのリターンがある。
日本でも人気が高く愛されていたリヴァー・フェニックスは、今もなお新たなファンを生み出し続けている。彼の正真正銘の遺作となる「ダーク・ブラッド」の劇場公開決定ニュースを昨年2013年、リヴァーの没20年の命日10月31日に発表したところ、予想を上回る喜びの反響が多く寄せられた。リヴァーが遂にスクリーンによみがえる奇跡の瞬間を、より多くのファンと一緒に盛りあがるための場づくりを、プロジェクトでは目指していく。
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映画「ダーク・ブラッド」
1993年に23歳の若さでこの世を去ってから、その類い稀なる才能で今なお世界中を魅了し続けている俳優、リヴァー・フェニックス。「スタンド・バイ・ミー」「マイ・プライベート・アイダホ」など名作の数々で天性の輝きを放ち、キアヌ・リーブス、ジョニー・デップの良き友人で、レオナルド・ディカプリオが憧れた、伝説的スター俳優だ。
撮影中の急逝により完成は不可能とされ、お蔵入りとなっていたリヴァーの主演作「ダーク・ブラッド」が、ジョルジュ・シュルイツァー監督自らの手によって、権利問題の解消や未撮影シーンの再現など、さまざまな壁を乗り越えて2012年に完成。余命わずかと宣告された監督がキャリア最後の作品として情熱を注ぎ込み、日本でも人気絶頂期にあった若き日のリヴァーの姿をスクリーンに蘇らせた。
ハリウッド俳優の裕福な夫婦が、砂漠の真ん中で出会ったミステリアスな青年ボーイ。妻を亡くして以来、世界の終焉を待ち続けているボーイは、美しいバフィーを一目見て生きる本能を目覚めさせていく。灼熱の大地で、三人の関係は次第に緊迫の度を深めていき、やがて決着の時が訪れる――。
本作は、アイドルから大人の俳優へと成長したリヴァー・フェニックスが、それまでのイメージを打ち破るダークで深遠な役柄、テーマに挑んだ意欲作。理想の愛を求め狂気と正気の狭間に堕ちていく姿を、他の作品では見せたことのないような精悍で研ぎ澄まされた佇まいで体現している。また、ウディ・アレン監督作品の常連女優ジュディ・デイヴィス、「未来世紀ブラジル」のジョナサン・プライスという二人の名優との共演も見逃せない。監督は、「ザ・バニシング 消失」「マイセン幻影」で国際的に知られるオランダの映画作家ジョルジュ・シュルイツァー。ハリウッドの商業主義とは一線を画した名匠と、俳優として新たなステージに向かっていたリヴァーが必然的なタイミングで出会い、ありったけの情熱を注ぎ込んだ奇跡の作品「ダーク・ブラッド」。
「ダーク・ブラッド」 2014年GW、東京・ユーロスペースほか全国ロードショー
配給:マジックアワー