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日本の“お・も・て・な・し”に感動!!
今年2月に全米初登場第一位を獲得し、その旋風はアメリカだけでは収まらず、52か国で公開が決定し、日本では9月21日(土)から全国公開されるロマンティック・ゾンビ・ラブコメ「ウォーム・ボディーズ」。第6回したまちコメディ映画祭にて本作が特別招待作品に選出され、14日に行われたレッドカーペットに今回が初来日となるジョナサン・レヴィン監督が、ゾンビ集団と共に登壇した。また上映前後には監督といとうせいこう氏を交え、舞台挨拶、ティーチインを行った。
上映前の舞台挨拶で、観客からスタンディングオべ―ションで迎えられたジョナサン・レヴィン監督。「温かい歓迎をありがとうございます。東京、しかも浅草に足を運べてとても嬉しいです。作品を気に入っていただけると嬉しいです」と感極まった様子であいさつの言葉を述べた。昼間に行われたオープニングセレモニーのレッドカーぺットにも登壇した監督は、感想を聞かれると、「めちゃくちゃ楽しかった。こんなに楽しいレッドカーペットは初めてだ。日本のおもてなしに感動した」と興奮ぎみに話した。日本の印象について聞かれると「私はニューヨーク出身なので、日本人の優しさにとても驚いている。ニューヨーカーはこんなに優しくないからね。 あと私はカラオケが大好きで、昨日も行ってきたんだ。この上映が終わったら劇中の曲をみんなで歌いに行きたいね」と初来日にとても満足した様子だった。
上映終了後のティーチインでは、ゾンビ映画ファン、監督ファンらから多くの質問が寄せられた。自身もゾンビ映画が大好きという監督は「製作中は、多くの作品からインスピレーションを受けた。『ロミオとジュリエット』はもちろん、バズ・ラーマン監督の『ロミオ+ジュリエット』も観たし、『28日後…』『死霊のえじき』などのゾンビ映画や終末後の世界が描かれた作品もたくさん観て、ビジュアル面、見せ方の参考にしたんだ」と語った。また原作をもとに脚本を書くことについては「ゾンビの視点で、ゾンビの考えていることをいかに伝えるかが大変だった。冒頭のヴォイスオーバー(ひとり語り)のシーンだけでは、作品の世界観や人間とゾンビの関係を伝えきれなかったので、実は撮影の6ヶ月後に追撮したパートもあるんだよ」と撮影秘話を明かした。
監督に映画の見所を聞くと「ゾンビの動きはシルク・ドゥ・ソレイユのテクニカルダンサーに指導してもらったんだ。主役のニコラス・ホルト演じる“R”には、同じゾンビの親友(=“M”)がいるんだけれど、演じる際に、鏡合わせや背中合わせでゾンビの動きを練習してもらったりと、注文が多い中で、彼らは本当によくやってくれた。2人のやりとりの撮影中には必ず笑いが起きていたんだ。特に最初の2人のシーンは絶対に観てもらいたいね。」と熱く映画をPRした。
2013年9月21日(土)よりシネクイントほか全国ロードショー