新着映画情報
2012年本屋大賞 第1位に輝く『舟を編む』の映画化が決定した。原作は『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞を受賞、今もっとも新刊が待ち望まれる作家のひとりである三浦しをん。現在発行部数50万部を突破、今現在もランキング上位に位置するベストセラーとなっている。
人と人との思いをつなぐ“言葉”というものを整理し、意味を示し、もっともふさわしい形で使えるようにするもの---辞書。本作はその辞書という【舟】を編集する=【編む】、ある出版社の変わり者の寄せ集め編集部の物語。23万語におよぶ言葉の海に奮闘する変人編集部員・馬締光也(まじめ みつや)とその同僚たちの姿、そして、馬締が下宿屋の孫娘・林香具矢(はやし かぐや)に初めて感じたある思いをなんとか“言葉”にし、伝えようとする、もどかしくも微笑ましいやりとりを描く。
出演は、馬締光也に「まほろ駅前多田便利軒」「探偵はBARにいる」の松田龍平。彼が一目惚れしてしまう下宿の大家の孫娘・板前見習いの林香具矢に、「わが母の記」「天地明察」の宮崎あおい。監督は、2010年「川の底からこんにちは」で第53回ブルーリボン賞監督賞を受賞した石井裕也。7月下旬クランクイン、9月上旬クランクアップ予定。2013年4月13日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。
<ものがたり>
玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。
<キャストコメント>
松田龍平:
辞書を作ることで、言葉と人と向き合って成長していく役が今から楽しみです。
宮崎あおい:
初めての石井組ですが、二度目三度目のスタッフ・キャストの方が多いので、とても楽しみにしています。石井監督のもとで香具矢という大人の女性をきちんと生きることが出来るように頑張ります。
2013年4月13日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
配給:松竹、アスミック・エース
舟を編む