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2012年05月17日 配信
ニュージーランドで撮影が行われていた太平洋戦争終結後の混沌とした日本を舞台にしたアメリカ映画「エンペラー(原題)」の主な日本人出演者が発表となった。
先頃発表されたと日本人留学生・島田あやを演じる初音映莉子の叔父である鹿島大将役に西田敏行、日本側の運転手兼通訳として物語のキーマンとなる人物・高橋を演じるのは、「ラストサムライ」はじめ現在製作中のハリウッド映画「47RONIN」等にも出演している羽田昌義の起用が決定。アメリカ政府によって戦争責任を追及される木戸幸一内大臣役に伊武雅刀、関屋貞三郎宮内次官役には夏八木勲、近衛文麿元首相には中村雅俊、 東條英機役には火野正平、鹿島大将の妻には桃井かおり等、日本を代表するベテラン俳優達が脇を固めている。
なお、トミー・リー・ジョーンズ演じるマッカーサー元帥に相対する昭和天皇役は、歌舞伎界から新世代の女形として活躍している片岡孝太郎が抜擢された。過去にはS・スピルバーグ監督作「太陽の帝国」(87)等のハリウッド映画の出演経験もあり、演技力は既に国内外からも定評があり、今回のキャスティングに至った。
製作発表が世界解禁になった今年の1月中旬より、随時俳優陣がニュージーランドの撮影現場に参加、先月行われた皇居前での撮影も日本政府の特別な許可のもと極秘裏に敢行され、現在急ピッチで編集作業が進んでいる。
監督は「真珠の耳飾りの少女」「ハンニバル・ライジング」のピーター・ウェーバー。主人公ボナー・フェラーズを演じるのは人気ドラマ「LOST」のジャック役でも知られるマシュー・フォックス。