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「美」「名声」「金」「愛」の欲が入り乱れる芸能界を舞台に繰り広げられる衝撃の話題作!
大ヒットの極彩色エンタテインメント「さくらん」で華々しくデビューした蜷川実花監督、渾身の最新作がいよいよ始動する。原作は、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した、岡崎京子によるコミック『ヘルタースケルター』(祥伝社フィールコミックス) 。実現までに約7年の歳月を要してもなお、「絶対に映画化したい」との思いを叶えた、満を持しての監督第二作となる。
主演には、「パッチギ!」で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞優秀賞ほか数々の映画賞の新人賞を総ナメにし、実力派若手女優として数々の話題作に出演、 “本作への出演を熱望してきた”と公言する沢尻エリカ。監督からの「りりこ役には、歓声と罵声とその両方を浴び続けてしなやかに立っている女性といえば、沢尻エリカしか絶対にいない!」とのオファーを快諾、究極の美貌とスタイルを手に入れながら、次々と事件を巻き起こしていくトップスター・りりこを演じる。
また、この衝撃作に豪華キャストが続々決定。ある事件を追う中でりりこに興味を持ち彼女の隠された正体に近づいていく検事・麻田には、実力派俳優・大森南朋。りりこのマネージャーとして事件に巻き込まれていくマネージャーには、最新作「キャタピラー」で第60回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した寺島しのぶ。その他、綾野剛、水原希子、新井浩文、鈴木杏、寺島進、哀川翔、窪塚洋介、原田美枝子、桃井かおりなど個性溢れるキャストが集結した。
1月中旬にクランクイン、2 月末にクランクアップ予定。公開は、7月14日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。
【ストーリー】
ものたんない! いつか私は叫び出す――
美・名声・金・愛の欲にまみれた芸能界で光り輝くトップスターへ上りつめた、りりこ。
しかし、彼女には誰にも言えない【究極の秘密】があった ・・・
「もとのままのもんは、骨と目ん玉と髪と耳とアソコぐらい。あとは全部つくりもんさ」
全身整形でつくりものの美を纏ったりりこは、突き刺さる羨望に灼かれながら、欲望渦巻く世界をめちゃくちゃに疾走していく。
りりこが巻き起こす〔事件〕の真相とは、何か?
冒険の果てに辿り着く場所とは、どこか?
<蜷川実花監督 コメント>
「さくらん」より前から、このヘルタースケルターを映画化したいと思っていました。 7、8年待ち続けました、岡崎京子さんの大ファンです。こんなに自分の人生で何かを待ったことはなく、今これからクランクイン出来る事にとても興奮しています。東京という街に消費されていく、人々の欲望処理装置としてのりりこ。女性の持つ驚く程のか弱さと、図々しいほどのたくましさを持つこの主人公を演じられるのは、歓声と罵声をあび続けた沢尻エリカ以外、今のこの東京では考えられません。 本当に最高のキャストと最高のスタッフが集まりました。皆で共犯関係をつくり、私達にしかできない映画にしたいと思っています。 駆け抜けます。
<りりこ役:沢尻エリカ コメント>
この作品に衝撃をうけて、とにかく面白い、りりこをやってみたいと長い間願ってきました。りりこは、「この作品はきっと私にあう」と周囲が言うほど演りがいのある役なので、実花ワールドにどう染めてもらえるか、今から楽しみです。豪華なキャストの方との共演、そして本当に一流のスタッフが集結する作品なので、現場でクリエイトしながら、ぶつかっていきたいなと思っています。気合は十分です。沢尻、女優として、ひと肌脱ぎます。
<麻田検事役:大森南朋 コメント>
蜷川実花さんの作品に参加出来る事も岡崎京子さんのこの作品に出演出来る事も非常に楽しみで興奮しております。難しい役どころなので頑張ります。
<りりこのマネージャー・美知子役:寺島しのぶ コメント>
いつまで経ってもうだつのあがらないだめだめマネージャーも、沢尻さん扮するりりこには無償の愛を捧げる。こんな生きにくい りりこがいとおしいです。兎に角りりこにはひどい仕打ちを受けますが愛を持って全力で受け止めたいと思ってます。実花ちゃんが長い期間温めてきたこの企画に参加できて嬉しいし、最高の作品に成るべく努めます。
<美知子の彼氏役:綾野剛 コメント>
美しくも残酷な世界にせっかく落とされたので、とことん落ちさせて頂きます。
<りりこの後輩モデル役:水原希子 コメント>
実花さんとは、よく雑誌などでお仕事させていただいておりますが、映像でご一緒することは今までほとんどなかったんです。最初「ヘルタースケルター」の原作を読んでみて、こずえが登場した瞬間に直感的に魅かれるものがありました。こずえの感性や考えが自分なりに理解し易かったですし、なにより私の考える理想の女の子像にとても近かったので、こずえを演じてみたい、と強く思いました。「希子とだったら新しいものに出会える」その実花さんの言葉を信じて、共演者の皆さんと一緒にいい作品を作っていきたいと思っています。
<りりこのメーク担当役:新井浩文 コメント>
蜷川実花監督の色に染めてもらいます。
<検察庁事務官役:鈴木杏 コメント>
岡崎京子さんの作品は好きで何冊か本棚に収まっています。その岡崎作品が映画化!?なんと監督は蜷川実花さん!?これだけでも驚きとトキメキでいっぱいなのに、そこに自分が参加できるということ、とっても嬉しく鼓動は早まるばかりです。撮影がたのしみです!
<塚原刑事役:寺島進 コメント>
“塚原慶太”という名の刑事を演らせて頂きます、寺島進です。美しい事が好きです。意気込みとかいうより、まず、蜷川実花さんという女性に興味があります。監督は、現場でどのような演出や表情をされている方なのか、どのような佇まいで居られる方なのだろうか・・・。それらを全身で“体感”すること。それが今回オレの大切なテーマの一つです。
<りりこの恋人役:窪塚洋介 コメント>
コワイモノ見たさで参加します!w
<プロダクション社長役:桃井かおり コメント>
蜷川さんとは初監督同期で、スタジオもお隣同士で撮影していたご縁も合って、お互いにエールし合ってる仲間として大切に思っているので、今回は参加させてもらうのとても楽しみにしています。 現場で蜷川監督のがんばりと、いつもニコニコしてる女子力勉強させてもらいます。
2012年7月14日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
配給:アスミック・エース エンタテインメント