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2011年11月07日 配信
本年5月に開催された第64回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞したダルデンヌ兄弟の最新作「少年と自転車」、2012年春にBunkamuraル・シネマでの公開が決定した。
5作品連続でカンヌで主要賞を受賞という快挙を成し遂げたダルデンヌ兄弟。本作は「息子のまなざし」(03年公開)のプロモーションで来日した際、シンポジウムで聞いた“施設に預けられた子供が親が迎えに来るのを待ち続ける話”に着想を得て作られた。育児放棄された少年が頼る大人を見つけるまで、そして、彼を支える女性が母性を目覚めさせる過程を丁寧に描きだす。
主演はクリント・イーストウッド監督作品「ヒア アフター」(10)などで知られるセシル・ドゥ・フランスと、本作が映画初出演にしてカンヌの話題をさらった新星トマ・ドレ。
【ストーリー】
もうすぐ12歳を迎える少年シリル。彼の頭の中にあるのはただ1つ。自分を児童相談所へ預けた父を見つけ出し、再び一緒に暮らすこと。ある日、シリルは美容院を経営するサマンサと出会い、週末を彼女の家で過ごすことになる。サマンサはシリルに愛情を注ぐことにより、彼の人生を変えようとするのだが・・・。
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演:セシル・ドゥ・フランス、トマ・ドレ、ジェレミー・レニエ
2011年/ベルギー=フランス= イタリア/87分/1:1.85/ドルビーSRD
配給:ビターズ・エンド
2012年春、Bunkamuraル・シネマ他にて全国順次ロードショー