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2011年11月24日 配信
12月3日(土)より、東京のポレポレ東中野にて中国インディペンデント映画祭2011が開催される。
中国でいうインディペンデント映画には、独自に製作するという意味以外に、検閲によらない自由な表現をするという意味がある。その多くは、作家独自の視点でリアルな中国を描いており、低予算ながらも、高い表現力と力強いメッセージ性を持った優れた作品として、海外の映画祭などでも高い評価を受けている。
そんな中国のインディペンデント映画を紹介すべく、本映画祭は2008年に始まり、2009年12月には第2回を開催、今回が第3回となる。上映作品数は過去最多の10本、そしてすべての作品の監督と、初期の中国インディペンデント映画を代表するジャ・ジャンクー監督の作品に出演している俳優の王宏偉(ワン・ホンウェイ)がゲストとして参加する予定。
上映作品は、地方政府のトップに密着取材した「書記」や、経済発展のための犠牲を強いられる村人を撮った「天から落ちてきた!」、社会の下層と呼ばれる人々のたくましさを描いた「占い師」など、今の中国を象徴するような人々を撮った優れたドキュメンタリーに、中国初のインディペンデント長編アニメーション「ピアシング I」など、話題作も多数登場。商業映画からは知ることのできない、素顔の中国をうかがうことができる。
<中国インディペンデント映画祭2011>公式サイト